プラセンタというと美容やアンチエイジング、健康などに使用するイメージが大きいかもしれません。
しかし医療の現場でも用いられていて、アトピーや肌荒れ、自律神経失調症、更年期障害など、様々な症状に使用されます。
病院で処方されているのは値段が高いし、売られているサプリメントや化粧品でも手荒れや肌荒れに良いのか?
というのが疑問になって、実際使ってみた結果良かったのでまとめてみました。
プラセンタとは
プラセンタとは胎盤のことです。
プラセンタには、注射、サプリメント、漢方、化粧品があります。
医療で用いられるプラセンタ注射、サプリメント、漢方はヒトの胎盤。市販のプラセンタサプリメントはブタやウマの胎盤が主に用いられています。
プラセンタ注射は日本で開発され「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類があり、メルスモンは更年期障害と乳汁分泌不全、ラエンネックは肝機能障害で保険適用されています。
漢方では「紫河車(しかしゃ)」と言います。2000年以上前から現在に至るまで東洋医学でも使われています。
胎盤にはホルモンのバランスを整える働きがあるとされ、産後に母乳が十分に出るように、産後のうつの予防に胎盤を食べる文化もあったと言います。
プラセンタの効果
プラセンタには五大栄養素の
・たんぱく質
・脂質
・糖質
・ビタミン
・ミネラル
が含まれています。
さらに、
・ムコ多糖類
・核酸
・酵素
・20種類のアミノ酸
といった成分も含まれ、そのほかにも数千もの栄養成分が含まれていると言われています。
その効果は、美容や美白、アンチエイジングをはじめ、
・免疫改善作用
・抗アレルギー作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・血流促進作用
など多岐にわたっています。
最近では、医療の現場で幹細胞や細胞シートを使用する際に、胎盤中の血液が骨髄移植に重要だと考えられているほど医療現場でも注目されています。
その他にも
・自律神経
・ホルモンバランス
・自然治癒の強化
・活性酸素の除去
・肝臓の働きを高める
・うつ病
・更年期
・デトックス
など、全身全科に用いられています。
実は化学的根拠のないプラセンタ
プラセンタには様々な栄養成分が数千種類含まれていて効果は多岐にわたるため、全身全科に使えます。
しかし、はっきりいているのは、たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、ムコ多糖類、核酸、酵素20種類のアミノ酸などだけなのです。
そのため、効果はあるもののどの成分が何に効果があるのかが不明であり、有効性については疑わしいと医師の間でも意見が分かれるそうです。
しかし近年では様々な報告も多く、その効果は明らかになりつつあるようです。
漢方も科学的根拠がないとされて来ましたが、近年の研究で科学的に明らかになっているものも増えていますから、プラセンタの研究も進むと同時に明らかになっていくことは期待できますね。
こんな話もあります。
プラセンタの価値を長年認めてきている化粧品会社の方が、開発するために成分や技術を研究しているからこそ、医師よりもプラセンタについて詳しいという話を聞いたことがあります。
これは医者にもよりますし化粧品会社にもよりますが、自分の症状に調べて試して、成分などについては医師よりも詳しい素人の人もいますからね。あながち間違いではないかもしれません。
処方のプラセンタサプリメントと市販のサプリメントの違い
処方されるプラセンタサプリメントはプラセンタの原料にあります。
クリニックで処方されるプラセンタのサプリメントは「ヒト」の胎盤を使用しているものが多くあります。
ヒトプラセンタは厚生労働省が認めたごくわずかな薬品メーカーでしか取り扱いができません。そして、ヒト由来のプラセンタサプリメントは医療のみでしか使用できません。
ヒト由来のプラセンタはなじみが良く副作用がないとされています。
一方、市販で売られているプラセンタサプリメントはブタやウマの胎盤を使用しています。
市販のプラセンタサプリメントや化粧品は、なんといっても手軽で求めやすいということ。
ブタやウマだからと言って効果が劣るという事ではないようです。
気を付けなければいけないのが、ブタやウマの胎盤に対してのアレルギーです。まれではありますが、アレルギー反応が起こることがあるそうです。
また、化粧品に関してもブタやウマのプラセンタを使用しているので、安全性などにも注意が必要だとのこと。
実際に手荒れや肌荒れに効果があるのか?
「本当に何をしても良くならないし、原因も分からない」という場合。プラセンタ治療を考えているのであれば、プラセンタ注射が一番即効性があると言います。
しかし、値段も高く続けられない。そんな場合は値段も手ごろなサプリメントを試してみるのも良いかもしれません。
そこで気になるのは、プラセンタは一般で買えるサプリメントや化粧品でも効果があるのか?ということ。
市販のサプリメントでの口コミを見ていても「アトピーや手荒れに良かった」というものもあれば、「全く効果を感じられない」というものもあります。
プラセンタに限らず他の商品でも合う合わないはありますし、個人差はあるのでこればかりは試してみないとわからない。
そこで実際にサプリメントを飲んでみましたが、私の場合はかなり良かったです。
しかも1月3000円ちょっとのものです。
化粧品に関しても、なじむまでに時間はかかりましたが肌の調子は良くなりました。
市販のプラセンタサプリメントや化粧品の選び方
一般的に市販で購入できるプラセンタ製品はブタやウマの胎盤が使用されています。
サプリメントや化粧品を選ぶ際には、しっかり殺菌されているか、きちんと管理されているかなど、製造方法や管理体制などの安全性が重要になります。
・原材料
・抽出方法
・配合量
選ぶ際には、この3つを目安にすると選びやすいと思います。
原材料
・JHNA認定(日本健康・栄養食品協会認定)
・SPFブタプラセンタ
・サラブレッドのウマプラセンタ
原料になるブタやウマのプラセンタは厳しく育てられているかが重要になります。
JHNA認定は、残留農薬や有害汚染物質、重金属、細菌などの厳しい衛生基準の他に、プラセンタエキス純末として100mg以上という目安を設けています。
SPFブタとは、日本SPF豚協会が定めた基準に基づいて育てられた豚を使用しています。飼育コントロールの元、特定の微生物や寄生虫の病原菌を持たない豚から採取したもの。
ウマプラセンタの特徴は、馬の体温は高いため寄生虫が繁殖しにくいという事。つまり病気にかかりにくいという事です。
効果はブタとウマでは大差はないそうですが、馬の方が貴重とされるのは生む回数が少ないことと安全性の高さにあります。その中でもサラブレッドのウマは血統の管理が徹底されているのでさらに安全性が高いとされています。
・キルギス
・アルゼンチン
・ニュージーランド
などは生産管理が高いそうです。
プラセンタの配合量
プラセンタのサプリメントを飲もうとしたときに気になるのが配合量。
ただ数字が多ければ良いというものではありません。
原液と原末を用いて表示されています。
溶液を含む原液で表示されたものと、原末(粉末にしてあるもの)を表示したものに分かれます。
原液10000mg
原末200mg
などと記載されています。
これは10000mgでの原料が50倍の濃縮で原末200mgになりますが、必ずしもすべての商品が200mgになるわけではありません。
その会社によって濃縮濃度が異なります。
お茶をイメージすると分かりやすいかもしれません。
お茶の葉のを100g使うとしましょう。
お茶の葉を100gに対して1リットルの水で抽出したものと、2リットルの水で抽出したものでは、濃さが違いますよね。
しかし、両方とも原液です。
プラセンタの場合もまさにそうで、どのくらい薄めていても原液と言えてしまいます。
原末換算を表記しているものが良いかもしれません。
目安としては1日原末で200mg。
抽出方法
プラセンタを製造する際に、有効成分を壊さずに行う製法が主流になっています。
・酵素分解法
・凍結酵素抽出法
酵素分解法とは、素材に応じた酵素を選択しその酵素を用いて成分を抽出する方法で、有効成分を壊すことなく抽出でき製法です。
凍結酵素抽出法とは、胎盤を凍らせることで胎盤の細胞に結晶を作り、その胎盤の細胞を傷つけて成分を抽出する方法です。
主に使われているのがこの2種類で、有効成分が壊れずに抽出されている一つの目安になります。
プラセンタ化粧品の場合
化粧品も原料や抽出方法も大事です。
その他に、化粧品には「プラセンタ原液」と「プラセンタ化粧品」に分かれます。
プラセンタ原液とは・・・プラセンタを主成分としたもの。先ほどのお茶の話と同じで、濃度はその商品によって異なります。
プラセンタ化粧品とは・・・化粧水や美容液、保湿、洗顔などですが、プラセンタエキスが配合された化粧品です。こちらも濃度は商品によって異なりますし、使った感じは美容成分の違いによっても異なります。
プラセンタの化粧品に期待できることは、保湿、ターンオーバー、美白、自然治癒などです。
プラセンタには「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質」などの成長因子が含まれているため、自分の細胞を活性化することが期待できます。
シンプルにプラセンタを使ってみたい方は、プラセンタ原液を試してみる方が効果がわかりやすいかもしれません。
私が使ったプラセンタ
プラセンタの商品をいくつか試しましたが、本当にどれも良くて、肌が揺らがなくなりました。
サプリメントは生理前の肌荒れや冬場の乾燥肌、また、生理痛やむくみなどもなりにくくなりました。
プラセンタサプリメント
【ミナモア】
ミナモアの特徴は、高品質でコスパが良いこと。
医療用プラセンタも製造する国内シェアナンバー1の会社との共同開発で製造され、JHNA認定の国産豚100%を使用しています。
また、プラセンタ原末は300mgとトップクラスで、成分が壊れないように酵素分解法で作られています。
プラセンタ以外にも美容成分が配合されていて、その配合もトップクラス。相乗効果で体の中から悩みを改善することが期待できるサプリメントです。
私はミナモアを飲みはじめて、生理痛が軽くなり肌荒れができにくくなりました。
続けやすい価格なのが魅力です。
公式サイト:【ミナモア】
プラセンタ化粧品
【ルーナス】
ルーナスは、敏感肌や乾燥肌の人に向けたプラセンタ化粧品です。
美容成分・天然由来成分が90%以上、ウマプラセンタ高配合。鉱物油、アルコール、香料、着色料、パラベン、旧表示指定成分、合成界面活性剤、シリコンオイル、尿素など不使用という肌に優しい化粧品で、ウマプラセンタを使用しています。
ルーナスがこだわったのが、キルギスの栄養価が非常に豊富で良質なウマプラセンタ。
胎盤に含まれるタンパク質を、リポソームという新技術でコラーゲンの3000分の1というナノレベルまで小さく分解しているので、角質層の深部へ浸透していきます。
保湿貢献度18%のNMF、80%の細胞間脂質もきちんと補給できる化粧品です。
最初は「普通かな」と思ってたんですが、1ヶ月使ってみると全然違いました。
皮脂コントロールが良い。というのが私の印象です。
乾燥して荒れたり、皮脂でニキビが出来やすい人にも良いんじゃないかな。と思います。
こちらも通常価格では少し高いと思いますが、化粧水と保湿のセットだと求めやすくなります。
容量もあるのでもちも良いです。
フラコラ「プラセンタエキス原液」
こちらはプラセンタエキス原液なので、他の美容成分は入っていません。
フラコラのプラセンタエキス原液は、化粧水ではなく化粧師の前に使うブースターになります。
いつも使っている化粧品+プラセンタエキス原液。ちょい足しという感じでしょうか。
フラコラのプラセンタエキス原液の特徴は何といっても高品質・高配合。原料はSPF豚を使用して管理も徹底しています。
ルーナス同様、使い始めは「あんまり効果がわからない」と思ってましたが、2週間を過ぎたあたりから化粧水の浸透力がぐんっと上がったように感じます。
個人差はあると思いますが、おそらく肌が乾燥していたり荒れている方には実感しやすいと思います。
フラコラのプラセンタエキス原液は大型施設の化粧品売り場で見かけますが、お得なのはホームページからの購入です。
初回であれば15mlのお試し用が3本まで購入できます。
すごくシンプルな配合なので、プラセンタの効果を実感しやすいと思います。
公式サイト:WHITE’stプラセンタエキス原液