オリゴ糖は本当に便秘に効くの!?効果がないのは種類の違い?

便秘で悩んでいるとき、オリゴ糖を試して効果がなかったことはありますか?

私はいくつか試したものの、「オリゴ糖が良いっていう人とどう違うんだろう?」と思うほど効き目がなく、その後一切、オリゴ糖は信用していませんでした。

実はこれ、乳酸菌と同じで人によって合うオリゴ糖と、合わないオリゴ糖があるんです。

オリゴ糖とは

オリゴ糖とは、糖類の一種です。
糖類には、単糖類、少糖類、多糖類があり、オリゴ糖は少糖類にあたります。

大腸で善玉菌のエサになります。そのため善玉菌が増え、腸内環境が整えられます。また、オリゴ糖にはミネラルを吸収する働きがあります。

オリゴ糖の種類

オリゴ糖には、胃や小腸で吸収、消化されやすい「消化性オリゴ糖」と、消化されずに大腸まで届く「難消化性オリゴ糖」に大きく分かれます。

便秘を解消しようと思ったら、大腸まで届くオリゴ糖を選ぶのが大切です。

オリゴ糖は20種類ほどあると言われていますが、その中でも食品や商品に多く含まれているものはこちら

消化性オリゴ糖:イソマルトオリゴ糖、大豆オリゴ糖
難消化性オリゴ糖:フラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラフィノース(ビートオリゴ糖)、セロオリゴ糖

この中でも、便秘に効果があるのは難消化性オリゴ糖です。

フラクトオリゴ糖

アスパラガスや玉ねぎに含まれるオリゴ糖で、フラクトースを結合したオリゴ糖。虫歯になりにくく、ビフィズス菌の増加やミネラルの吸収を良くする作用があります。

キシロオリゴ糖

トウモロコシの芯の部分を酵素分解し、天然成分として作られるオリゴ糖です。善玉菌のエサになるとともに、カルシウムの吸収を高める効果があります。

ガラクトオリゴ糖

母乳や牛の乳に多く含まれるオリゴ糖で、ビフィズス菌を増やす効果があります。工業的には乳糖を原料とし、分解して作られるます。

乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)

牛乳に含まれる乳糖とサトウキビに含まれるショ糖を原料に作られるオリゴ糖で、ミルクオリゴ糖ともいわれます。善玉菌のエサになるとともに、免疫力強化の効果もあると言われています。

ラフィノース(ビートオリゴ糖)

ビート(甜菜、砂糖大根)から精製して作られる天然オリゴ糖です。甘さが弱く、カロリーも半分なのでダイエット向きです。オリゴ糖の中でも唯一吸湿性が少なくサラサラしているのが特徴。

セロオリゴ糖

セルロースの分解過程で生成するグルコースが結合したもの。はちみつ屋やトウモロコシに含まれていて、吸湿性も低く安定したオリゴ糖です。

自分に合うものは効果がある。

私は、オリゴ糖に種類があるのを知りませんでした。今まで試したものは、スーパーで良く売られているシロップタイプのものです。

シロップタイプのものは、オリゴ糖の種類が1種類しか入っていなく、オリゴ糖の保有量が50%以下のもの、その純度が低いものが多いんです。

保有量が50%以下ということは、オリゴ糖以外に入っているものの方が多いという事。
グラニュー糖や水分、酸化防止剤や人工甘味料などの添加物が入っているものがほとんどです。

また、腸内に住むビフィズス菌には好みが合って、ヨーグルトの種類が人それぞれ合う合わないのと同じように、オリゴ糖も人それぞれ合う合わないがあります。

1種類しか入っていないオリゴ糖で便秘が改善した人は、そのオリゴ糖が合っているという事。私の場合は、試したオリゴ糖が合わなかったんです。

ヨーグルトもそうで、今まで色々なヨーグルトを試しましたが、効果があるものに出会ったことがありません。牛乳を飲んでも下痢になることはないので、日本人には多いと言われる乳糖を分解できないタイプではないと思うんですが、ヨーグルトはほとんどあきらめています。

ヨーグルトも乳酸菌もそうですが、オリゴ糖も自分に合ったものを見つけるのが腸内環境を整えるのに大切です。

選ぶならオリゴ糖の種類が多いものを

これは、多く入っているからどれか一つでも自分に合ったものがある。という事ではありません。

腸内にいる善玉菌やビフィズス菌にも30種類ほどあって、それぞれに好みが違います。

1種類のオリゴ糖をとったとして、ここにいる善玉菌はこのオリゴ糖は好きだけど、あそこにいる善玉菌はこのオリゴ糖を好きじゃない。という具合に、1種類のオリゴ糖だと腸全体に効きにくいということ。

腸全体を活性化するためには、数種類のオリゴ糖が入っていると相乗効果で、排便に役立ちます。

信用していなかった私が試したら効果があったオリゴ糖こちら

以前から、手荒れや肌荒れには腸内環境を整えると良いですよ。と言っているんですが、そんな中、自分が便秘になりました。 というのも...
まとめ

・オリゴ糖は便秘に効くかは、自分に合ったものをとっていれば効くという事。
・シロップタイプのものはオリゴ糖の純度が低いという事。
・単体では効果が薄れるという事。

オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサになるので、元々腸内胃善玉菌が少ない場合には効果が出るまで時間がかかります。そういった時には、乳酸菌が多く含まれている発酵食品や、ビフィズス菌など(サプリメントでも可)摂ると効果が高まります。

便秘で悩んでいて、オリゴ糖を試しても効果が感じられなかった方は、種類の違いに気を付けて試してみてくださいね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

error: Content is protected !!