手荒れや肌荒れがなかなか良くならない、繰り返してしまうなどの人は「肌は体の内側を表す」と言うように、体の中に老廃物や毒素をため込んでしまっているかもしれません。
私は便通が良くなるだけで肌の調子がかなり良くなります。
こちらにも書きましたが、デトックスに必要なのは
1、体に不要なものや酸化させるものを減らす
2、体内に溜まったものを出す
3、栄養を補給
4、血流を良くする
だと感じています。
いくつか方法はありますが、果物は身近ですし簡単だと思います。
最近はフルーツウォーターや置き換えなど、果物でデトックスするのも流行ってますよね。
バランスの良い食事をしていればそんなに必要ではないかな。とも思うんですが、抗酸化作用のあるものは一気に摂るのではなく、毎日少しずつとることが望ましいと聞いたことがあります。
でも果物を毎日食べるのは、習慣化してないと大変かもしれません。
食生活が乱れてしまった時などは、多めに摂ってみても良いかもしれませんよ。
デトックスにフルーツが良いわけ
デトックスにフルーツが良いわけとしては
・ビタミン・ミネラル
・酵素
・抗酸化作用
実は野菜の方がビタミンやミネラルが多かったりもしますが・・・。
ですがフルーツは水分が多いので、ビタミンやミネラルを摂るとともに利尿作用で体に溜まった余分な水分を排出しやすく、便秘の人にも効果的だと思います。
野菜よりも多いのは酵素。
酵素を摂ることで自分が持っている酵素を使わなくても良いので、その分自分の酵素が代謝に使えて新陳代謝が上がる。と言うのが酵素を摂るメリットです。
果物にはビタミン以外にもポリフェノールなどの抗酸化成分も多く含まれるので、体が酸化するのを予防できます。
・レモン
レモンはビタミンCやクエン酸を多く含むので肌にも良いですが、疲労回復にも効果が期待できます。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けます。クエン酸は、カルシウムや鉄などのミネラルの吸収を良くします。
また、皮と実の間の部分にはエリオシトリンというポリフェノールを含んでいて、ビタミンの働きを助けます。
レモンの香り成分であるリモネンもリラックス効果があると言われています。
むくみ、便秘、胃もたれ、二日酔いなどの時にも役立ちます。
・ライム
ライムはレモンに比べると活躍する場が少ないかもしれませんが、レモンに比べてクエン酸の量は多いと言われています。
その他、ビタミンB群、C、E、葉酸、カリウム、マグネシウムなど、バランスよく含まれています。
ライムにもエリオシトリンやビタミンPなどのポリフェノールやリモネンも含まれています。
・いちご
いちごはビタミンCが豊富で、葉酸やペクチン(食物繊維)、カリウムも多く含みます。
実はビタミンCはレモンより多く含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるとともに、ストレスや疲労回復にも重要な栄養素です。
その他、クエン酸、リンゴ酸、アミノ酸、アントシアニンなど、抗酸化成分や栄養成分が豊富です。
・オレンジ
オレンジは、ビタミンCやビタミンB群がたっぷり含まれ、クエン酸も多いので疲労回復や代謝アップが期待できます。
水溶性食物繊維のペクチンも含まれ、便秘予防や改善にも役立ちます。
ビタミンP、葉酸、銅、なども豊富で、ビタミンB1やB6が吸収を助け代謝を促進します。
・すいか
すいかは90%以上は水分ですが、カリウムが豊富です。カリウムは利尿作用があるので、むくみ防止に効果的です。
すいかの赤い成分はトマトと同じリコピンで、トマトよりも多く含まれます。リコピンは抗酸化作用が高く活性酸素を抑え肌の老化を防ぎます。
皮にはアミノ酸の一種シトルリンという成分が含まれ、血管拡張効果があり血流を増加させるので、冷え性緩和や動脈硬化予防にも期待できます。
・メロン
メロンはすいかと同じように90%以上が水分ですが、カリウムはスイカの3倍含みます。高血圧や、肥満予防に効果があることがわかっています。
水溶性食物繊維のペクチンや葉酸も豊富で、むくみや便秘には効果的です。
抗酸化成分であるオキシカインが含まれ活性酸素を除去します。
・パイナップル
パイナップルはビタミンA、B1、B2、C、カルシウム、カリウム、食物繊維、クエン酸と言った栄養素がバランスよく含まれています。
そのためデトックスするには効果を高めやすい果物の一つです。
パイナップルに含まれるたんぱく質分解酵素のブロメラインには、腸内の老廃物を分解する働きがあります。
最近では化粧品などにも利用されています。
・キウイ
キウイはビタミンCやカリウムが豊富で、その他にもビタミンB1、B2も含み、糖や脂肪の代謝を促し内臓脂肪の蓄積を防ぎます。
食物繊維はバナナよりも多く、便秘の予防や改善にも効果的です。
また、たんぱく質分解酵素アクチニジンを含むため、胃腸への負担も減らします。
・ぶどう
ぶどうは牛乳のように栄養価が高いことから、ヨーロッパでは「畑のミルク」と呼ばれています。
ビタミンA、B群、C、カリウム、カルシウム、鉄分、クエン酸などが含まれています。
ブドウ糖などの糖質が主成分なので、即効性のある疲労回復に効果的です。
特にポリフェノールが豊富で、タンニン、カテキン、レスベラトロールや皮にはアントシアニンが含まれます。
抗酸化作用があるので老化防止や視力回復が期待できます。
・バナナ
バナナは栄養が豊富でバランスよく含まれる果物です。
ビタミンB群、葉酸、ナイアシン、カリウム、カルシウム、マンガン、たんぱく質、食物繊維、ポリフェノールなど。
消化吸収がよく、胃腸が疲れているときやエネルギー補給に役立ちます。
また、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含むため、便秘の予防や改善にも効果的です。
・りんご
りんごは「一日一個のリンゴは医者を遠ざける(An apple a day the doctor away)」ということわざがあるほど栄養素が豊富です。
ビタミンC、E、ナイアシン、カリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維など。
りんごはポリフェノールが豊富で、カテキン、クロロゲン酸、プロシアニジンなどが含まれていますが、赤い皮の部分に多く含まれるりんごポリフェノールには、脂肪の蓄積を抑制する働きがあると言われています。
血液中の中性脂肪を上昇を抑える働きがあるので、ダイエットしたいときにもお勧めです。
・ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツはスーパーフードとしても人気の果物です。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルの他、ビタミンB群、C、E、葉酸、食物繊維などが含まれます。
アントシアニン、ベタシアニンなどのポリフェノールも豊富です。赤い実のドラゴンフルーツの方がポリフェノールが豊富だそうです。
・ラズベリー
ラズベリーはビタミンCが豊富で、ブルーベリーの2倍以上含まれていると言います。
その他にも、ビタミンEや抗酸化成分であるポリフェノールのアントシアニンが豊富で、毒素を排出する力が大きいと言われているエラグ酸も含まれます。
香り成分であるラズベリーケトンは、脂肪分解促進作用もあり皮下脂肪を減少させる働きをすることがわかっています。
・ブルーベリー
ブルーベリーと言うと目に良い果物というイメージですが、ポリフェノールのアントシアニンは目の網膜に「ロドプシン」の再合成を促進する働きがあり、視覚機能を改善する効果があります。
ビタミンA、C、Eの抗酸化成分をはじめ、食物繊維やミネラルも含まれています。
・カシス
カシスもアントシアニンを含んでいるので、目に良いと言われています。
その他にもビタミンCが豊富で、ビタミンA、E、B群やミネラルも含まれています。
疲れ目や筋肉疲労の軽減、疲労回復などにも役立ちます。
・グレープフルーツ
グレープフルーツはオレンジやミカンと同様、ビタミンCが豊富です。クエン酸も含むため疲労回復にも役立ちます。
ナリンギンと呼ばれる独特の苦み成分は、免疫力を高めたり食欲を抑える働きがあると言われています。
また、香り成分には中性脂肪を抑制する働きがあります。
・マンゴー
マンゴーはカロテンやビタミンEが豊富で、その他にもビタミンB6、C、K、葉酸、カリウムなどが含まれています。
食物繊維も多いので、便秘の予防や改善に役立ちます。
・もも
ももは水溶性食物繊維のペクチンが多く、ナイアシン、カテキンも含まれます。
その他にもカリウム、鉄、マンガンと言ったミネラルや、クエン酸、リンゴ酸も含まれるので疲労回復にも役立ちます。
ペクチンは熟した桃の方がが多くなります。カテキンは抗酸化作用の強い成分で、老化防止やがん予防の効果も期待できます。
まとめ
フルーツは食後のデザートで食べることが多いかもしれませんが、食前に食べると食事の代謝をたすけ血糖値を緩やかにする働きもあります。
デトックスと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、食事の前に食べるだけでも効果的です。
フルーツにはビタミン、ミネラル、食物繊維やファイトケミカルが豊富に含まれているので、美容や健康にももちろん良いですが、手荒れや肌荒れの栄養補給にも役立ちます。
毎日は難しいかもしれませんが、たまには取り入れてみてはいかがでしょう。