「好転反応」を知っていたら対処法が変わってたかも。という話。
私の場合は手の表面にぶつっと赤いかぶれが出て、痒くてかいていたら腕まで広がってしまった。
という症状だったんですが、当時は皮膚科でステロイド剤をもらって、あまりにひどいときには仕事にならないくらいかゆかったので、1週間に1度かゆみがおさまるように注射を打っていました。
で、全くよくならないので、漢方を試したことがありました。
どの種類の漢方か忘れてしまったんですが、かゆみと炎症を抑えるようなものを処方してくれていました。
飲み始めて1カ月半くらいだったでしょうか。生理が2週間に1度来るという症状に悩まされたんです。
担当に先生に聞いたところ、
「今飲んでるやつは、婦人科系にも効くものだから辛かったら違うものに変えるけど、まだ1カ月半だから、もう少し様子を見た方が良いかもね。」
とのこと。
漢方を処方する際には、保険のきくところとそうでないところがありますが、保険のきく場合には処方できる漢方が限られるそうです。
私が通ってた病院もまさに保険がきくところで仕方なかったのかもしれません。
しかしながら、血が出て行ってしまうので2~3回続いた頃にはフラフラで貧血状態でした。
痒みも引かなく、それがあまりにも辛くて飲むのを止めてしまったんですが、今思うと「好転反応」だったと思います。
担当の先生も教えてくれればよかったものの、当時、「好転反応」という言葉を知りませんでした。
例えば、半身浴を始めるとニキビができるとか、断食をし始めると肌がざらつくとか、そういうものがあるのは知っていたんですが、それが「好転反応」だということを知らなかったんです。
好転反応とは
漢方、鍼では瞑眩反応と呼ばれる。治療過程において頻繁に起きることなので、事前に説明がされることが多い。
慢性的に疲労していた筋肉がほぐれ、溜まっていた老廃物が血液中に流れること等が要因として考えられる。だるさや眠気、ほてり等を感じるケースが多い。眠気が生じると不眠症が治ったと勘違いしてしまうことがある。他、発熱、下痢、発疹、咳などに現れることもある。また、老廃物が尿として排出されるため、その色が濃くなったりする。その他にも、主訴となる症状が一過的にぶり返したかのように見える場合もある。
Wikipediaより引用
人間は、生きている限り毒素が溜まるもので、それが体に影響して病気や老化と言った原因になると言われています。
毒素が溜まっていると、体が酸性に傾くんだとか。
毒素とは、排気ガス、ダイオキシンなどの有害化学物質、残留農薬、食品添加物、ニコチン、代謝によって必要で無くなったものや、腸内細菌の死骸など、様々ありますが、体の中に残っているとそれらが酸化して体も酸性に傾むいてしまうんですね。
・独身生活を始めたため、食事が肉食に偏ったり、甘未の飲食、インスタント食品が多くなる。
・飲酒や喫煙の過度。
・睡眠時間が不足。
・過労が溜まる。
・部屋の掃除が十分でないなど、生活習慣や生活環境が悪化。
・これらが原因で、アレルゲンの過剰な摂取が起こったり、腎臓の機能が低下する。
など、日常生活で毒素は溜まります。
肝臓や腎臓の機能が低下することで、排出も十分でなくなります。そうなると、どんどん毒素は溜まっていく一方です。
漢方に限らず、体に良いとされている食べ物などを取り入れると体から酸化した毒素を追いだそうとする力が働きます。
この時に、傷ついた細胞が新しく生まれ変わり体内に溜まった毒素を排出され、皮ふに出たり自分自身の悪い部分が一時的に悪化します。
その後、血液やリンパの流れが良くなり、だるくなったり眠くなったりします。これが「好転反応」です。
好転反応の症状
好転反応は、人によって出る症状は様々です。
・体がだるい ・頭痛 ・めまい ・眠気
・倦怠感 ・疲労感 ・下痢 ・便秘
・発熱 ・湿疹 ・発汗 ・ニキビ、吹き出物
・かゆみ ・目ヤニ ・鼻水 ・たん
・悪血 ・悪臭や口臭
・下の表面に苔が増えべとべとしてくる
・血圧が上がる 血糖値が上がる
などがありますが、こう言った症状が出る人もいれば出ない人もいるそうです。
体内の溜まっている毒素や老廃物が多い人ほど、症状が重くなる傾向にあるそうです。
私の場合は「悪血」です。女性の場合はそのものを始めてから生理の量が増えたり、黒っぽくなったり、周期より早く来たりするとのこと。
まさにです。どれだけ血が汚れていたんでしょうか・・・。
症状が出る期間も人それぞれで、症状が現れるまではすぐの人もいれば、1週間後の人もいて、数か月後、数年後の人もいるそうです。
良くなる期間もまた、ひとそれぞれ。突然以前よりももっと悪い状態になるのでやめてしまう人も多いんだとか。まさに私です。
漢方の場合は効くのに時間がかかると言われ、その病院でも何年か通って徐々に良くなってきているという方もいらっしゃいました。
1度で終わることもあれば、悪くなって良くなる。というのを繰り返し徐々に回復していくこともあるんだそう。
漢方や食べ物以外にも好転反応は起こる
漢方や食べ物など、口から入って好転反応が出ることもありますが、その他にもいくつかあります。
私も調べていく中で「あ、これって好転反応だったんだ」と思うものもありました。
断食
断食をし始めて、1~2日目くらいに体の調子が悪くなる。人によっては断食後に出ることもあります。
断食道場では、体臭や口臭がきつくなる人がほとんだと聞きました。肌に出る人も多いみたいです。
マッサージ
マッサージ後に起こるもみ返しは「好転反応」ではなく、筋肉が傷ついているからだそうです。
だるさや眠気、尿意、便意などが好転反応です。
今まで血流が悪かったところが、急に血の巡りが良くなるので、毒素や老廃物が排出しようとすることで反応が起きます。
うまい人にマッサージをしてもらった時、その日の眠気がすさまじかたんですが次の日にはもみ返しもなく体が軽くなりました。
友人も眠気がすごかったと言っていて、後から「あ、あれは好転反応だったんだ。」と知りました。
温泉
温泉などでも、数日後に、疲労、倦怠感、眠気、食欲不振、便秘、下痢、頭痛、動機、発熱、発汗など全身症状や、皮ふの弱い部分の炎症(皮膚炎など)の症状がが出てくることがあります。経験したことがある方は多いんじゃないでしょうか。
湯あたりの症状ですね。
酸性泉、硫黄泉、放射線のような刺激の強い温泉で経験しやすいみたいです。
皮膚疾患の方の温泉治療などでもよく見られるそうで、入浴後、炎症は悪化し、毒素を出す過程で治療中よりつらい時期とされています。
その他にも
よく聞くのが、靴下を4枚履き冷えを取る方法をしている人で、徐々に体から冷えがなくなっていく途中で好転反応が出ることもあるみたいです。
まとめ
私の場合は漢方でしたが、漢方以外でも、スムージーや青汁など体に良いと言われるものでも起こる症状です。
例えば、手や肌が荒れて中々改善せず、漢方を試そうか悩んでいる方。これが良いよと勧められ試そうか悩んでいる方など、「好転反応」があるということを知っているのと、知らないのとでは対処も変わってくると思います。
私は、3カ月くらいで漢方を止めてしまったのですが、その症状が好転反応のものとわかっていたら、鉄分を摂るなどの対処法も含め、もしかしたらもっと早く良くなっていたかも。と、今更ながらに思うわけです。
なので、「知っておく」というのが大切だ。という話でした。
ただ、漢方にしても、健康食品などにしても全員に良いというものはありません。
体に合わないものもあります。それが好転反応なのか、体に合わないものなのか、その境界線は難しく自分では判断しにくいもの。
あまりにも期間が長引いたり(長くても30日くらいだと言います)する場合には、医師へご相談を。
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