顔や体がかゆいのも耐えられないですが、頭がかゆいのも中々ストレスになりますよね。
かいてしまうと皮ふが傷つき、さらに悪化してかゆみが増してしまうこともありますし、フケの原因にもなります。
実は私は美容師免許を持っていて、美容師ではありませんが髪にかかわる仕事を何年もしてきました。
のべでいうと何千人と言う人の頭皮を見てきました。
見ただけで細かい原因は分かりませんが、聞いてみると、頭皮の荒れと生活スタイルは比較的に一致します。
頭皮のかゆみやフケが気になる方は、一度生活スタイルを見直したり、使っている製品を見直す必要があるかもしれません。
頭皮がかゆい原因
頭皮の状態は人それぞれですが、ホルモンの影響、ストレス、睡眠不足、栄養状態などがあります。
シャンプーやスタイリング剤を変える前にできることがあるかもしれないので見ていきましょう。
乾燥
頭皮が乾燥している方は、顔や体も乾燥ぎみの方が多いです。
ドライヤーのあてすぎやシャンプーのし過ぎなども乾燥する原因になります。乾燥によってフケが出ることもあります。
顔や体と違って頭皮にクリームやオイルを塗って保湿するのはちょっと大変ですよね。髪の毛がベタベタになってしまいますからね。
クリームやオイルを使う場合は、シャンプーの前に頭皮全体に馴染ませて塗ってマッサージをしてみてください。シャンプー後にスカルプエッセンスなどでマッサージするのも良いです。
これを何日か続けると皮脂の分泌が良くなります。
皮脂の分泌が良くなってくるとかゆみがなくなってくることがあります。
また、乾燥しているからと言ってシャンプーをおろそかにすると反対に毛穴に汚れが詰まって痒くなってします。
実は使っているシャンプー剤が原因で乾燥していることもあります。そういった場合はアミノ酸系のシャンプーが汚れを取って頭皮に負担がかからないのでおすすめです。
シャンプーやスタイリング剤の残り
頭皮をうまく洗えていないため、毛穴が詰まってかゆくなることがあります。
シャンプー剤は泡立つので残ってるか流してるかがわかりやすいと思いますが、コンディショナーやトリートメントを頭皮につけると流れにくく残りやすいので気を付けましょう。
スカルプもできるトリートメントもあるかと思いますが、しっかり流すことが大切です。
また、男性や髪が短い方はワックスやジェルなどのスタイリング剤が毛穴に残って詰まることがあります。
自分では頭皮の毛穴を見ることができないのでわかりにくいかもしれませんが、ワックスやジェルを使っている方は、しっかり頭皮を洗う事。
もしくは、髪を濡らしてからオイルを頭皮に塗って揉み込むと汚れが浮いてシャンプーで流れやすくなります。
脂性
乾燥とは反対に、髪が油っぽくなる方は頭皮に油分が多く、皮脂が毛穴に詰まってかゆくなることがあります。
シャンプーでしっかり洗えていないか、皮脂分泌の過剰が原因です。
皮脂が多い方は比較的お肉や油ものを好んで食べる方が多いです。
皮脂を抑えるために食べるのを控えましょう。という事ではありませんが、一応頭に入れておくと良いと思います。
頭皮の皮脂が多い方もフケが出ることがあります。
乾燥のフケとは違い、ベタっとしていて爪で押すとあとが残るようなフケです。
この場合もシャンプーの前にオイルでマッサージすると頭皮の油分が浮き上がり、シャンプーで洗いやすくなります。オイルが残らないようにしっかり洗うのがポイントです。
また、脂漏性皮膚炎と言ったような症状がある場合もあるので、あまりにもかゆみがある場合は皮膚科で診てもらうことをお勧めします。
白髪
白髪が生えてくるとかゆくなることがあります。
白髪は黒い髪に比べて1本が太くしっかりしています。
髪の毛は頭皮の毛穴から2~3本生えていますが、その中の1本だけでも白髪になると毛穴を広げてしまい刺激になりかゆくなります。
白髪になる原因のほとんどは老化です。若白髪と言って若い方にもいますが、その場合、遺伝かストレスでなることが多いです。
老化や遺伝の白髪を減らしたりなくすのは難しいのです。白髪にいい食べ物や育毛剤などをもある程度抑えられるかもしれませんが、使っても生えるものは生えます。
白髪染めをすると痒みがなくなるという方もいます。その原因ははっきりわかりませんが、染めたことで髪が細くなるのかもしれません。(だからと言って頻繁に染めるのはお勧めしません)
毛穴が刺激を受けているので、これもやはりマッサージ。マッサージで頭皮を柔らかくすると毛穴の伸縮が自由にできるようになります。
白髪の場合は、慣れて痒みがなくなることが多いです。
ストレス
私が色々な方の頭皮を見ていても、ストレスで頭皮が荒れて痒みが出ている方が多かったです。
ストレスの原因は様々ですが、睡眠不足、季節の変わり目の温度変化など、気づかないうちにストレスになっていることも多いです。
ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れます。自律神経のバランスがくずれると、交感神経が強く働きます。
交感神経は全身に緊張を促し血管を収縮させるので、頭皮に十分な血液がいきわたらなくなります。
ストレスから血管が収縮すると、栄養を吸収できなくなってしうので、抜け毛や薄毛の原因にもなります。
ストレスで頭皮があれている方は、赤みががっていたり赤い湿疹がポツポツとできていたりします。
自分で頭皮を見られませんし、頭皮は顔に比べて感覚が鈍いので気づかない方も多いです。
赤いポツポツとした湿疹は血行不良でなっていることもあるので、スカルプエッセンスなどをつけて20分ほどマッサージすると薄くなります。
ストレスがたまっているな~。と、心当たりのある方は、ゆっくり湯船に浸かったりサウナなどで血行を良くすると自律神経にいいですよ。
栄養不足
これも、自律神経が関係していることがあります。
自律神経が乱れると、内臓機能まで低下させてしまいます。
そのため、十分な栄養を吸収できなくなり皮ふに影響してしまいます。
肌や頭皮、髪の毛を形成するのは主にたんぱく質ですが、たんぱく質不足だと髪にクセが出るようになったり、抜け毛が増えることもあるのでチェックしてみてください。
もちろん、過度なダイエットなども栄養不足で頭皮に影響しますのでほどほどに。
アレルギー
使っているシャンプーやスタイリング剤、染料などにアレルギーはありませんか?
アレルギーがある場合はかぶれることもあるのでわかりやすいことの方が多いのですが、かゆみだけ出る方もいます。
また、ストレスや他のアレルギー(花粉症など)で皮膚が敏感になっていると、いつも使っているものでも刺激になって痒くなることがあります。
頭皮につけるものであやしいと思うものは、一度ストップしてみると分かりやすいかと思います。
いつも使っている染料も、体調が良くないときは必ずパッチテストをした方が良いですね。
フケのタイプ
かゆみによって頭をかいてしまいフケが出ることもあります。
フケは誰にでも出るもので、新陳代謝によって生じる細かい角質細胞です。
体も垢となって皮膚の角質がはがれますが、頭はフケとなってはがれます。
問題は、その量が増えてしまうときです。
黒っぽい服を着たときに、肩や首のあたりにかなり目立つようであれば頭皮が正常でないという事なので注意が必要です。
フケは乾燥タイプと脂性タイプの大きく2通りに分かれます。
・乾燥タイプ
パラパラとしてフケで、頭皮の乾燥でなることがほとんどです。
・脂性タイプ
乾燥のパラパラとしたフケに比べ大きめの、ベタっとしたフケです。頭皮が脂性で髪がべたつきやすい方のフケはこのようなタイプがほとんどです。
爪で押してみるとあとがくいこむようなら脂性のフケです。
まれに、頭皮が脂性だと思っていてもフケが乾燥している方もいますが、乾燥か脂性か部位によって異なることもあります。
ホルモンやカビなどの作用で皮脂が過剰に分泌されるケースが多く見られますが、自己判断でシャンプー剤を選んでしまうと乾燥の元になることがあるので、一度皮膚科かクリニックで診断することが良いと思います。
乾燥にしても脂性にしても、フケが大量に増えたときは頭皮の新陳代謝が乱れていると考えられます。
かゆみがおさまるとフケもおさまることもあります。
また、かゆみはないがフケだけでて気になる方も、皮脂の分泌を正常にするとなくなることがほとんどですのでチェックしてみてください。
まとめ
・頭皮は乾燥していないか
・シャンプーやトリートメントの流し残しはないか
・しっかり洗えているか
・最近白髪が増えたか
・ストレスで他にも影響が出てないか
・使っている製品にアレルギーはないか
当てはまることはないかチェックしてみてください。
乾燥や脂性でも皮脂の分泌が正常になることが大切です。また、睡眠不足や運動不足などでストレスを溜めないなど、できる範囲でかまないのでやってみてください。
予防医学のアンファーの講習会があり話を聞いたので参考になれば
こちらは私がニオイが気になって使ったシャンプーです
頭皮に活力を与えるオーガニックシャンプー Raburoシャンプー&コンディショナー