その手荒れ、ヘアカラーが原因かもよ?美容師じゃなくてもなる手荒れ

手荒れが治らない。皮膚科に行っても良くならない。でも原因も分からない。そういった方は非常に多いです。

手が荒れたり、時には水泡ができてつぶれて痒みも出てしまいます。

原因はいくつかあると思いますが、今回は「ヘアカラーが原因になっているかもしれません。」という話をさせていただきます。

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美容師や理容師がヘアカラーで手が荒れるわけ

カラー剤で手が荒れる美容師さんや理容師さんは多いですよね。

これはカラー剤に含まれる、色を定着させる「ジアミン」、脱色させるための「アルカリ剤」のアレルギーが原因として考えられます。

花粉症が発症する理由と同じです。

よくコップで例えられますが、コップの中に水を入れていくと一定の量を超えたら溢れ出しますよね。

コップの中の水が溢れたときに、アレルギーの症状として現れるという例え。

コップに入れる水は多ければ多いほど溢れる可能性が高いわけです。

美容師さんや理容師さんは、毎日カラー剤に触れているわけですからアレルギーになる可能性が高くなるんですね。

ゴム手袋してたらヘアカラーに直接触れないのは間違い

あれ?でも、美容師さんや理容師さんは染めるときにゴム手袋してない?

と思いますよね。

手袋をしていなくてもカラー剤が手に着くことがあります。

それはシャンプーやドライヤーで乾かすときです。

ヘアカラーは染めた後すぐには定着しません。そのため水で流すとカラー剤が落ちてきます。

手袋をしてシャンプーをする美容師さんや理容師さんもいるかもしれませんが、その後、ドライヤーで乾かすときって手袋しませんよね?

手袋してると引っかかっちゃいますもんね。

水分を含んでいる髪の毛はカラー剤が出やすく、手についてしまいます。

つまり、手袋をしていない作業でもカラー剤が手に着いてしまうんです。

美容師や理容師じゃなくても手が荒れる

先ほどコップの話をしましたが、これには個人差があります。

大きいコップの人もいれば、小さいコップの人もいます。

美容師さんや理容師さんのように毎日たくさんのヘアカラーをしていなくても、カラー剤のアレルギーになる可能性はあります。

ヘアカラーがシャンプーで流れ出る

経験したことがある方も多いと思いますが、ヘアカラーをした後数日は、頭を洗った時のシャンプーに色がつきませんか?

私は枕についてしまい困ったことがあります。

カラー剤が髪の毛に定着するまでどのくらいかかるかはカラー剤によりますが、2週間ほどかかると聞いたことがあります。

(ちょっと専門的なことになってしまいますが)定着というか、髪の内部まで入っていくカラー剤の量には限りがあって、入りきらなかったカラー剤が流れ出てくるんです。

家でもドライヤーを使いますよね。この時、手で濡れている髪の毛触りますよね?

「シャンプー+乾かす」

手について残ってしまう要素は十分にあります。

ヘアカラーが汗で流れる

さきほど水分を含んだ髪の毛はカラー剤が流れやすいと言いましたが、これは汗でも流れ出ます。

夏場は特に頭から汗が流れることがあると思います。

カラー剤のアレルギーがある方は、頭皮や首、背中など、カラー剤が含まれた汗がついたところがかゆくなったり、荒れてしまうこともあります。

汗をぬぐったり、頭を掻いたりするとカラー剤が手につき手が荒れると言うわけです。

ヘアカラーのアレルギーでなぜか手だけ荒れる

ヘアカラーでアレルギーがある方は、染める時点で頭皮が痛くなったりかゆくなることが多いと思います。

染めているときに頭が痛くなるかたは、ジアミンではなくアルカリ剤に反応していることが多いかもしれません。

アルカリ剤と言うのは、簡単に言うと脱色する作用をするもの(2剤)です。

アルカリ剤の場合は水に触れたり、時間が経つと反応が薄まるのでその場で痛くなったりかゆくなったりするんです。

ジアミンの場合は、シャンプーや汗でカラー剤が流れ出て触れた首元や背中にも影響します。

なんですが、なぜか手だけ荒れることもあるんです。

不思議です。

手だけ弱いのか、手だけ流しきれていないのか。

ヘアカラーの種類

カラー剤には種類があって大きく分けて3つ。

・ヘアダイ
・マニキュア
・ヘナ・香草

ヘアダイは髪の内部まで浸透して色を付けるものです。(1剤と2剤を混ぜて作ります)

マニキュアとヘナや香草カラーは髪の表面に色をつけます。

アレルギーになりやすいジアミンやアルカリ剤が入っているのは「ヘアダイ」です。

ヘナや香草カラーも色の定着がしやすいようにジアミンが入っているものもあります。

カラートリートメントも同じで、ジアミンが入っているものもあれば入っていないものもあります。

ヘアカラーをを変えてみる

ご自身で染められている方に多いんですが、「カラー剤のアレルギーかもしれない」と思ってカラー剤を変えてみた。

ヘアダイからヘアダイへ。

と言うケースは良くあります。

今では何を使って良いか分からない程、ドラッグストアにヘアカラーが並んでいますよね。

ヘアカラーを出しているメーカーを変えても入っている薬剤の影響は変わりません。

カラー剤を変えるのであれば種類を変えなくてはいけません。

できればマニキュアか、ヘアカラーの箱に「ノンジアミン」と書かれたヘアトリートメントが良いと思います。

マニキュアやヘアトリートメントは染まりが良くないので好きではない方もいらっしゃいます。

マイナチュレ カラートリートメントは染まりが良く、パサつかないと評判が良いです。

白髪の他にもヘアケア・スカルプケアも同時にできるので、髪の痛みや頭皮も気になっている方には良いと思いますよ。

髪の色を明るくしたい人は美容院へ

ヘアカラーの種類ですが、マニキュアやヘナ・香草カラー・ヘアトリートメントには髪の色を明るくする力がありません。

髪の毛の色を明るくするにはヘアダイ、もしくはライトナー、ブリーチになります。

ドラッグストアでもブリーチは置いてますが、明るさを自分でするのは難しいと思います。

私も学生の頃は「明るくなりすぎちゃった!」という事はよくありました。

ここで大事なのは、アルカリ剤のアレルギーの方は頭皮や首に着かないように染めること。

1度やったことがある方は分かるかもしれませんが、自分でカラー剤を頭皮につけないように染めるのはかなり難しいです。

やはり頼れるのは美容院です。

明るくしたいけど、色も付けたい場合。

ライトナーかブリーチで髪の毛を脱色したのち、マニキュア、もしくはジアミンが入っていないカラー剤で色を乗せます。

通っている美容院がある方は、担当の方に聞いてみてはいかがでしょう。

美容院で迷っている方はホットペッパービューティー

役立ちますよね。

自分が通いやすい場所でも探せますし、美容院によって得意分野があると思いますので聞いてみるのも良いともいます。

まとめ

最近はカラー剤に限らす、アレルギーになる方が増えています。

他のアレルギーになると連鎖のように他のアレルギーを発症することは多いです。

手荒れは軽くてすぐに良くなることもありますが、気づかないうちに広がったり治りにくくなる場合もあります。

私自身「まぁ、このくらいなら大丈夫、大丈夫」と思って、荒れている部分が広がってしまったのですが、実は知らない間にカラー剤のアレルギーにもなってました。

今までは大丈夫だった。と言う方も一度見直してみることも大切です。

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