敏感肌や乾燥肌の方の中には、シャンプーを気にされる方もいらっしゃると思います。
市販のシャンプーは基本的に洗浄力が強く、手荒れだけでなく顔や体の皮膚にも刺激してしまうことがあります。
そういう方には、シャンプーの代わりに固形石鹸も良いかもしれません。
なぜ固形石鹸が良いのか
それは原料にあります。
シャンプー・コンディショナー・トリートメントなどは、肌に優しいとされているものでも水が使われています。
水は雑菌や微生物などを増殖しやすく腐りやすいもので、そのため、腐らないよう保存料(防腐剤)が入っています。
※冷凍庫で氷を作るときは、ミネラルウォーターより水道水のほうが安全だと言います。
これは、水道水には塩素が入っていて消毒されているからです。化粧品に使われている水は精製されたもので不純物が入っていません。そのため、空気中の細菌や雑菌が混じると腐りやすいのです。
保存料も、天然のものであれば、シャンプーの使用期限は短くなります。
もし、何年かの使用期限であれば、合成防腐剤の可能性があります。また、香料や保湿成分もそうです。
石けんの場合は、固形のものなので水分を含まないため防腐しにくく、天然のものでも使用期限が長いものが多いのです。
しかし、固形石鹸の中にも合成保存料や合成香料などが入っているものもあるので注意は必要ですが、基本的にシャンプーやトリートメントに比べて、配合される成分が少ないので見分けやすいです。
そして、固形石けんで使用期限が書いていないものがありますが、これは薬事法で適切な保存状態が3年以上のものは書かなくても良いとされているからです。
どんな固形石けんが良いか
固形石けんにも色々ありますが、シャンプーの代わりに使うものであれば、汚れを落としつつ、油分を含む石けんがお勧めです。
石けんシャンプーを使ったことがある方はお分かりになるかもしれませんが、石けんを使って髪の毛を洗うと、髪の毛がきしきししたり、ごわごわしたりします。
これは、石けんカスが、髪のキューティクルを開いてしまうからですが、そこから油分が抜けてしまうので、使う固形石けんは油分が入ってるものがお勧めです。
シャンプーの代わりに使うならお勧め固形石けん
マリウスファーブルジューン社 マルセイユ石けん
マルセイユ石けんはその名の通り、フランスはマルセイユで作られるもので、厳しい製造基準によって作られています。
しかし、お土産などでも偽物も多く出回っているそうです。
見極めは難しく、安心して求められる会社を選ぶことが大切です。
他には、
・シミオテクニック社
・サボヌリー・ランパル・バトゥ社
・サボヌリー・デュ・ミディ社
・サボヌリー・デュ・セライユ社
がなどは安心できる会社です。
また、マリウスファーブルジューン社では独自の製造方法により、合成保存料などの添加物を加えなくても使用期限8年持ちます。
ですので、ロングバーは2.5キロあり、一人で使うなら1年は持ちますが、安心して使用できます。
オリーブソープとパームソープがありますが、敏感肌や乾燥肌の方にはオリーブソープがお勧めです。
アデルファンサ社 アレッポの石けん
ご存知の方も多いと思います。アレッポの石けんです。
ですが、アレッポも偽物が多く出回っていて、日本でも類似品が多くあります。
他に安心できるものは
・アレッポ社の「アレッポからの贈り物」
・アブデュール社のアレッポ石けん
などがあります。
アデルファンサ社アレッポ石けんは、天然のオリーブ油とローレルオイル(月桂樹)の割合で、エキストラとノーマルがありますが、洗髪に向いているのはエキストラです。
また、顔に使う場合にも、乾燥肌や敏感肌の方はエキストラが向いています。しかし、さっぱりが良い方はノーマルが良いかと思います。
割合
ノーマル→ オリーブオイル90:ローレルオイル10
エキストラ→ オリーブオイル60:ローレルオイル40
暮らしっく村 トロピコ モリンガ石けん
モリンガとは、奇跡の木とも呼ばれ、アフリカ、インド、フィリピイなどの亜熱帯地域に自生している植物で、生命力が非常に強くアーユルヴェーダにも使用されます。
暮らしっく村のモリンガ石けんは、沖縄県産のくちゃと月桃を使用しています。2種類ありますが、敏感肌・乾燥肌の方はくちゃの石けんがお勧めです。
アンティアン 石鹸シャンプー黒みつ
洗顔に固形石けんをお勧めした時も紹介しましたが、麻布十番に本店を構える日本のブランドで、石けんは様々あります。
そして、洗顔用とは別に、洗髪用の石けんがあります。
また、石けんだけではなく、その後大切なリンスも一緒にあるのがうれしいです。
アンティアンをお求めの際は公式のページから登録するとお得です。
アンティアンティ公式サイト
固形石けんを使うときの注意
固形石けんをシャンプーの代わりに使うときには、注意が必要です。これは石けんカスが髪に残ってしまいごわごわさせないためです。
・しっかり流す
・酸リンスをする
流すときは、お湯でしっかり流しましょう。
また、肌は弱酸性ですが石けんはアルカリのため、使用後は髪がアルカリに傾きます。
酸性に戻すためにも「酸リンス」をするとサラサラな髪に仕上がります。
自然に弱酸性には戻りますが、ごわついていると、切れ毛などが増える原因になるので、酸リンスはお勧めです。
酸リンスの作り方
洗面器いっぱいのお湯の中に、おおさじ一杯のお酢を入れます。(匂いが気になる方は、レモン汁やクエン酸でもOKです)
石けんで洗いすすいだ後に、洗面器から髪に馴染ますようにつけます。そして流すだけ。
今までシャンプーコンディショナーを使っている、面倒くさく感じてしまうかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
敏感肌や乾燥肌、手荒れが広がらないためにも試してみるのも良いと思います。
やっぱり石けんは抵抗がある。きしむからイヤだ。という方は低刺激のシャンプーを選びましょう。
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