前回、日本オーガニックコスメ協会が立ち上げた化粧品メーカーである「アルテ」のオーガニッククレンジングクリームを紹介しました。
今回は乾燥肌対策にもってこいのモイスチャークリームです。
一時期製品が品切れになっていましたが、やっと再登場というモイスチャークリーム。
クレンジングと一緒に「乾燥おすすめセット」になっていたので使ってみました。
寒くなってきて肌が乾燥し始めてきてたんですが、使い始めたら保湿はもちろん、肌のくすみが和らいできました!
アルテは、乾燥肌や敏感肌の方にももちろん、肌荒れやアトピーなどで化粧品に悩んでいる方にも使えるように、本当に安心で安全な理想的なオーガニックコスメを提案するために立ち上げられたメーカーです。
合成成分や化学合成の溶剤は一切使わないことを基本とし、植物のエネルギーを活かすために、植物由来の合成成分も一切使用しないそうです。
※アレルギーが心配な方はパッチテストは必ずしてください。とのこと。
公式サイト:国産オーガニックコスメ アルテ【公式】 国産オールドローズシリーズ
アルテ ローズモイスチャークリームの特徴
乾燥に悩む方のために作られたというローズモイスチャークリーム。
日本のバラの成分を使おうとすると、無農薬のバラの栽培が少ないそうで、バラの製造にこだわり、バラを育てることから始め、製品化するまで数年もの歳月がかかっているそうです。
ローズモイスチャークリームには、そういった思いから丁寧に育てられた国産無農薬のオールドローズをベースに、35種類の美肌植物が配合されています。
さらに、クリームを作るときの乳化方法にもこだわりがあって、植物成分を使用して肌に負担をかけないようにしているそうです。
・日本オーガニックコスメ協会推奨品
・35種類の美肌植物
・成分へのこだわり
・製造へのこだわり
「日本オーガニックコスメ協会」推奨品
海外ではオーガニックのものに対して厳しい基準や審査があります。
例えば、
・エコサート
・USDAオーガニック
・BDIH
・コスモス
・コスメビオ
など。
日本でも取り扱いのあるのでご存知の方もいらっしゃると思います。
日本ではオーガニックの基準があいまいで、こういったマークが入っていないものでも、少量のオーガニック成分が入っていると「オーガニック製品」と名乗ることができます。
その中で「日本オーガニックコスメ協会」の推奨として「JOCA」が存在します。
「JOCA」は、エコサートやコスモスなどに比べても非常に審査が厳しいそうで、農薬や植物が育つ土の環境はもちろん、防腐剤や乳化剤、その植物を抽出する際に使われる成分も厳しくチェックするそうです。
アルテの製品は全て「JOCA」の推奨品です。
・完成品が、天然成分100%で製造されていること。
・乳化方法について合成界面活性剤を使わずに天然成分で実現していること。
・洗浄成分について合成界面活性剤を使わずに天然成分で実現していること。
・防腐および保存性を高める方法について、合成防腐剤成分を使わずに天然成分で実現していること。
・植物エキスの抽出、加工、漂白などにおいて、合成溶剤を使っていないこと。
・完成品の殺菌方法として、放射線などの照射をしていないこと。
・製造現場より、環境に負担をかける合成成分や有害物質を排出していないこと。「ARTE(アルテ)」ホームページより引用
アルテ ローズモイスチャークリームの成分
成分表を見ていても、植物の名前がずら~っと並んでます。
エタノールの表記がありますが、抽出する際にエタノールを使用するだけで、製品に直接入れているわけではないんですって。
マカデミアナッツ油、シア脂、ゴマ油、グリセリン、エタノール、カカオ脂、ガリカバラ花エキス、カミツレエキス、ドクダミエキス、スギナエキス、スイカズラエキス、カニカバラ果実エキス、ユキノシタエキス、アンズ果実エキス、カキ葉エキス、甘草エキス、シャクヤクエキス、ソウハクヒエキス、トウキエキス、ハトムギエキス、ワレモコウエキス、ムラサキ根エキス、ローカストビーンガム、レシチン、シロキクラゲ多糖体、ベントナイト、トコフェロール、パルマローザ油、ローズマリー油、オニサルビア油、ラベンダー油、ニュウコウジュ油、ダマスクバラ花油、サリックス二グラ樹皮エキス、キハダ樹皮エキス、ハチミツ、ヒマワリ種子油、レウコノストック/ダイコン根発酵液、コメヌカエキス
主要成分
アルテ ローズモイスチャークリームは、
・肌にうるおいを与える
・肌のくすみを防止する
・美容効果の高い植物
などの植物がふんだんに配合されています。
ガリカバラエキス
ガリカバラエキスというのは、別名「アポセカリローズ(薬剤師のバラ)」と呼ばれ、中世ヨーロッパでは薬用として栽培されてきた薔薇です。
海外のオーガニック製品ではたまに見かけますが、日本の化粧品でこの成分が配合されているのはかなり珍しいと思います。
ガリカバラエキスは、炎症を抑える、皮脂分泌を促す、細胞を強くして整えるなどの働きがあります。
カミツレ(カモミール)
カミツレも肌荒れに使うことが多い植物。「お医者さんのハーブ」とも呼ばれています。
効き目は穏やかなので赤ちゃんや子供の保湿や消炎のスキンケアにも適しています。
シミ、ソバカスなどのメラニン色素沈着を抑える働きを持ちます。
ドクダミ(ジュウヤク)
ドクダミは生薬にも使われ「十薬」という名前がついています。名前の通り、10以上もの効能があるためです。
肌の毒素を排出する作用があり、ニキビや吹き出物を改善し、シミやくすみを淡くする美白作用、育毛抑制効果もあります。
抗菌作用が高く、皮ふの修復に期待できる成分です。
甘草(カンゾウ)
漢方の原料としても知られる甘草。ニキビ化粧品などに良く含まれている成分です。
アレルギー作用、炎症やかゆみ、肌荒れを抑える作用があり、火傷の治療などにも使われています。
またフラボノイドも含まれ、合成された漂白剤にも劣らない美白作用があります。
トウキエキス
トウキエキスは、セリ科の多年草である「当帰」から抽出されるエキスです。
主に漢方薬に用いら、抗炎症、沈静作用があり、エキスに含まれるフタリド誘導体のリグスリチドは美白成分として知られています。
また、保湿や血行促進作用もあります。
ムラサキ根エキス
ムラサキ根エキスは、ムラサキと言う植物の根のことで「紫根(シコン)エキス」とも呼ばれています。
栽培も難しく、国の保護植物になっていて非常に希少な植物なんだそうです。
抗酸化作用・抗菌作用があり、漢方にも使されていて、炎症を抑えニキビや化膿した皮膚に用いられることがありますが、紫外線を和らげる美白効果も注目されています。
最近紫根エキスで手荒れが良くなったという口コミを見ました。かかりつけの皮膚科医も知らなくて驚いたそうです。
アルテ ローズモイスチャークリームの使い方
内容量:40ml
使い方と言っても、通常のクリームと同様です。
化粧水の後に顔全体になじませるだけ
これで3プッシュです。
2プッシュ~3プッシュくらいがちょうど良いと思いますが、もちろん好みで調節できます。
柔らかいテクスチャーなので非常に伸びが良いです。
私は、その日の乾燥具合にもよるんですが、化粧水をつけないで、そのままモイスチャークリームだけ塗るときもあります。
アルテ ローズモイスチャークリームの注意点
オーガニックにこだわり、防腐剤が入っていません。
容器の中に入っている分には問題ないそうなんですが、クリームを出した後に容器のふたについたクリームは酸化しやすくなるそうです。
ティッシュで良いので、クリームの出口に溜まってしまうときはふき取ってくださいとのことです。
アルテ ローズモイスチャークリーム使ってみて
香り成分は全てオーガニックの精油を使っているとのことですが、その香りは独特です。かなりバラの香りが強いと思います。
塗った後にずっと残るような香りではないんですが、「好き嫌いは分かれるかもな」というのが正直な感想です。
クリームですが、ベタベタしないので使いやすいです。
ベタつかない分、もしかしたら物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
使い始めた当初は「普通かな」と思ってたんですが、肌に馴染むまで時間がかかるのか、数週間使っているとかなりなじみが良くなりました。
くすみって言うんでしょうか。肌のトーンが上がってきているので納得です。
アルテのオーガニッククレンジングを使うと、化粧水の吸収が良く感じますが、一緒に使っていると、相乗効果で化粧水がなくてもいけるかも。という日もあります。
乾燥が気になっている方にはクレンジングのセットになっているのが選びやすいかもしれませんね。
アルテ ローズモイスチャークリームは¥3024(税込み)
他の商品もオーガニックなのに求めやすい価格なのが魅力の一つでもあります。
やっぱり高いと続けられない。
そういった方にも、良い商品を続けて使ってもらいたい。という思いからの価格なんだそうです。