例えば「子どもがアトピーで家で野菜ジュースを作りたい」「肌荒れを良くしたいから果物や野菜を多く摂りたい」などと言った場合、ミキサーやジューサーを家で使うことがあると思います。
目的にもよるんですが、より多く効率よく栄養を摂りたいときにはミキサーよりもジューサーを使う方がおすすめです。
以前、手荒れがひどくて肌もボロボロだった時に「にんじんジュースが良い」と教えていただいた方がアトピーの方でした。
その方は重度のアトピーと言うわけではなかったんですが、顔や首が赤らんでいて乾燥しているのがわかるほどでした。
「ジューサーで作ったにんじんジュースを飲みだしたら良くなった」とおっしゃっていましたが、見るからに良くなっているのがわかりました。
「ミキサーではだめですか?」と聞いたら、「ミキサーでも良いと思うけど、ジューサーの方がたくさん飲める」とのことでした。
最近は、健康や美容なのでスムージーを作って飲む方も多いと思いますが、アトピーや肌荒れ、皮ふの悩みなどで飲む場合はジューサーの方が効率が良いんです。
ジューサーとミキサーの違い
実は私は、ミキサーとジューサーの違いが良くわかっていませんでした。
食品関係の仕事をしている友人が勧めてくれたのもジューサーで、そこで初めてミキサーとジューサーに違いがあるのを知りました。
にんじんジュースを勧めてくれた方がジューサーが良いと言ってた意味がここでつながりました。
ミキサー
ブレンダーとも言います。
ハンドブレンダーも良いのが出ていて、使い勝手も良く場所に困らないので良いですよね。
ミキサーの特徴は、材料をそのまま砕くので、野菜の栄養素、食物繊維、ファイトケミカルなどをそのまま摂ることができ、ドロッとした、ジュースに比べて重い飲みごたえになります。
スムージーを作るときに使うのはミキサーです。
食物繊維も摂れて体に良いんですが、食物繊維を摂ることでお腹がいっぱいになってしまうというのが実は肌荒れにデメリットになってしまいます。
お腹がいっぱいになることで1杯で終わってしまいます。
また、ミキサーで野菜や果物を使うとき。水分の少ないものは水を加えなければなりません。
ジューサーであれば、水分を加えずに2倍3倍の量を飲めるのでその分栄養が摂れます。
ジューサー
ジューサーは、野菜の持っている水分だけを搾りサラッとした甘みのあるジュースになります。
以前ミキサーを使ってジュースを使った時に、泡だらけになって美味しくないな~。と思ったことがありました。
駅で飲むジュースはもっとサラッとしてるのにな~。とも感じました。
これは、ミキサーとジューサーの差だったんです。
ジューサーは低速ジューサーと高速ジューサーに分かれます。これは回転の速さの違いです。
実はこれも私は間違っていました。
高速ミキサーで手早く作った方が良いと思ってました。
高速ジューサー
出来上がりのスピードは速いのですが、遠心力でジュースとカスを分離するため空気に多く触れます。そのため、酸化のスピードも速くなってしまいます。
時間が経つにつれ、分離する速さも異なります。
また、高速で刃が回転するので食材自体が熱を持ってしまいます。
熱を加えることによって酵素が働かなくなりやすいんです。
低速ジューサー
高速ジューサーに比べて空気に触れないので酸化しにくく、「時間とともに分離する」というよりも沈殿します。
食物酵素に関してはスロージューサーの方がが残りやすく、そのぶん栄養の吸収も良いんです。
高速ジューサーに比べ、低速ジューサの方が消化酵素の消費が少なくて済みます。
ゲルソン療法に使われているのはこのジューサーで、吸収がよく消化にも良いからなんです。
ジューサーを選ぶなら低速の方が酸化しにくく吸収が良いんです。
ミキサーとジューサーのプラス点
ミキサーを使う場合とジューサーを使う場合は、目的が異なります。
それぞれ良い点もあれば良くない点もあります。
ミキサー
・食物繊維も摂れる
・栄養素の種類が豊富
・満腹感
・洗いが楽
ジューサー
・食物酵素が豊富に摂れる
・栄養の吸収が良い
・酸化しにくい
・量が飲めるの
まとめ
ミキサーもジューサーも良いところが異なります。
ダイエットで満腹感を感じたい方や、便秘などで肌荒れを起こしている方はミキサーでスムージーを作ると良いのですが、ビタミンや酵素不足で肌荒れを起こしている方やアトピー肌の方はジューサーの方が栄養が摂りやすくなります。
ミキサーの刃の摩擦でビタミンや酵素などの栄養素が変性してし壊してしまうそうです。
アトピーや肌荒れにミキサーよりもジューサーが良いわけは
・栄養の吸収の良さ
・その栄養をより多く摂れる
・食物酵素が多く摂れる
ということです。
ジュースもスムージーも作れる「ヒューロムスロースムーザー」の講習会があってお話を聞いたのでこちらも参考になればと思います。