以前HANAオーガニックの林田さんに「シミ」についてお話を伺ったことがありますが、今回、新しくシャンプーが出るというので、またまたお話を伺う機会がありました。
林田さんは「日本オーガニック協会」のアドバイザーでもあり、昔からオーガニックについて関わってきたという方です。
以前、シミについてお話を伺った時は「シミにはこの化粧品が良い」とか「シミにはこの成分が良い」などというものの他に、なぜシミができたり肌が荒れたりしてしまうのか。というお話を伺いました。
今回も「シャンプーにはこの成分が入っていて・・・」というよりも、頭皮や髪の毛がどのような状態か。頭皮や髪の毛に大切な事。白髪染めのことなどをお伺いました。
元美容師の私の意見なども含めてお話しできればともいます。
公式サイト>>HANAオーガニックリセットシャンプー&3WAYトリートメントパック
髪の毛と頭皮は両方大事
HANAオーガニックでシャンプーを開発しようとしたときに、林田さんは「体でも顔でも洗える頭皮に良いものを」と考えて試作したんだそう。
林田さんは元々縮毛で、縮毛矯正を長年していたので髪の毛がずっと傷んでいる状態だったんだそう。だから「痛んだらスタイリング剤を付ければ収まる」という感覚があったんだそうです。
でね、髪が細くて柔らかい女性のスタッフに「このシャンプーでは髪の毛が絡まってしまう」と言われてしまい、そこで髪の毛にも良いものを作りたいと思ったんだそう。
私は元々髪の毛が短くて、ブリーチで金髪にしたり色々と色を変えたり、髪の毛をいじめていた時期もあります。だからなんですが、林田さんが言うように「痛んだら切ればよい」「痛んだらスタイリングを付ければ良い」というのはすごく分かります。
でも、最近は髪の毛を長くしていて、傷んだら扱いにくいしパサパサしていると年齢が上に見えてしまう。というのも実感していて、髪の毛って大切なんだというのも分かります。
実際に体験して見ると「あ、そうか、両方大切っていうのはそういう事か。」というのは納得できます。
髪は老いが出る場所
髪の毛がパサついたり白髪が出てくると年齢よりも老けて見えてしまいますよね。
「肌の老化に比べても髪の毛が乱れている方が老けて見える」と林田さん。
確かにそうかもな。と思ったのはパサパサした自分の髪の毛を見て思いました。肌に関しては手入れをするのに、髪の毛は割と放って置いてしまいます。
これってやっぱり30代に入ってから40代50代くらいの方が多いと思います。子育て、仕事、ストレス、時間がないなど重なって、パサつき、うねり、白髪などが増えてくる年代ですよね。
最近はグレイヘアの方も多いですが、年齢的には60代以降の方が多いという印象です。
グレイヘアにするには勇気がいるし、それまでは白髪も隠したいしツヤも欲しいというのが一般的だと思います。私はそうです。
そこで活躍するのが「白髪染め」です。
白髪染めの種類
白髪染めには種類があるのをご存知でしょうか?白髪染めに限らず染めるにあたっていくつか方法があります。
・ヘアダイ
・マニキュア
・ヘナ
など
ヘアダイは1液と2液に分かれていて混ぜて使うタイプの染料です。髪の毛の中の色素を抜いてそこに色を入れるという仕組みになっていて、おしゃれ染めでも白髪染めでも良く使われている薬剤です。
マニキュアは髪の表面に色のついた薬剤をコーティングするものです。
ヘナというのは植物で、その植物の色をマニキュアのように髪の表面につけて色を変えますが、100%のヘナで染めようとすると5時間~6時間ほどかかります。
美容院でヘナを使用するときは時間をかけられないので、その他の植物を配合しているかヘナと一緒に染まりやすい薬剤を同時に使います。
ここでの問題は、ほとんどの方がヘアダイを使っていて「白髪染めは頻繁」だという事です。
おしゃれ染めに比べて白髪染めをする回数は頻繁です。
色の関係もありますが、茶色い髪の毛から黒に変わるのと黒い髪の毛から白い髪に変わるのでは、黒い髪から白に変わる方が目立ってしまいます。
白髪染めでも茶色いものもありますが、「顔周りが白くなると顔の輪郭がぼやけて老けるのよ」とお客様から聞いたことがあります。
また、生えてきた髪の毛は黒いので、茶色い白髪で染めても目立ってしまうんですね。
気になりますよね。白髪って(*‘ω‘ *)
白髪染めでヘアダイを使う理由
ヘアダイを使うのにはいろいろと理由もあります。
実は、オーガニックやナチュラルなことを考えている方はあまりヘアダイを使用しません。ヘアダイがケミカルだからというのもありますが、髪の毛が傷むからです。
マニキュアは色が落ちやすく白髪が目立ちやすく、ヘナなどの植物は染めるのに時間がかかります。そこで皆さんヘアダイで白髪染めをするんです。
ヘアダイの他に白髪染めの種類があることをご存知ない方もいらっしゃいます。
ドラッグストアに行くと置いてあるのは8割以上がヘアダイで、簡単に自分でも染めることができます。簡単でしっかり染めることができるので皆さん使うんです。
ヘアダイを使うことの罪悪感
白髪染めを使うことに対してアンケートをとると「頭皮に良くないのは分かっているが辞められない」という意見が多いんだそう。
その他にも、
・頭皮が痛い
・妊娠して影響がないか心配
・時間がないので自宅で市販のものを使っているがいつまで続けるか悩んでいる
・髪の毛が細くなってきている
など、罪悪感というより心配や不安感がある方も多いんですね。
なぜ心配や不安があるのか。というのは、自分がケミカルなものを頭皮に使用しているのを知っているからです。
頭皮は中々自分で見る機会が少ないので、自分の頭皮の皮膚がどのようになっているかが分かりませんよね。
ケミカルな白髪染めが頭皮に影響すること
頭皮は体の不調や精神的なストレスが出やすい場所です。
例えば顔や首に湿疹が出ると「体疲れてるのかな」「ストレスが多いのかな」と分かりやすいのですが、頭皮も同じようにストレスで湿疹のように赤くプツプツとできることがあります。
見えないので、自分の体の状態をチェックできない場所なんです。
ヘアダイを長年使用している方の頭皮は乾燥していることが多いです。
それを知らない方が大半で、自分の頭皮の状態をチェックできないまま頻繁にヘアダイを繰り返すことで頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。
頭皮が乾燥しているというのは皮脂が少なくなっている状態ですが、皮脂が減ることで髪の毛のツヤもなくなってしまうんです。
年齢のせいで皮脂が減っていると思われる方も多いと思いますが、染料が原因かもしれません。
そして、乾燥することで肌のバリア機能も低下してヘアダイなどの脱色するような染料がしみてしまうこともあります。
染料は頭皮を炎症させる?
頭皮の状態をアドバイザーの方に見ていただきました。
最近はスコープが置いてある美容院も多くなっているので、自分の頭皮はどういう状態なのか知りたいと言う方は見てもらっても良いかもしれませんよ。
乾燥しているほかにも、毛穴にどれだけ汚れが詰まっているかなども見ることができます。
林田さんもおっしゃっていましたが、頭皮がヒリヒリしたりケミカルなものに不安が大きい方は、染料を変える傾向にあります。
まれに頭皮がしみても染めてしまう方もいらっしゃいますが、お勧めはしません。
将来かぶれてしまうかもしれませんので(*´Д`)
髪の毛を染めたときに頭皮の乾燥やかゆみ、ヒリヒリなどというのは「炎症」を起こしているからなんだそう。
以前、林田さんに「シミ」についてお話を伺った時も、「炎症」が起こっているお聞きしました。
炎症というのはアトピーや湿疹のイメージですが、体を治そうと細胞が戦い微弱な炎症が起こり皮膚に現れるというもの。
「脱色するような薬剤を頻繁に肌に塗っている」と想像しても、炎症が起こってもおかしくないですよね。
頭皮はシャンプーで整えることができる
このサイトの中でもいくつかシャンプーを紹介しています。
>>シャンプーの紹介
HANAオーガニックから新しく出るシャンプーは「炎症を鎮める」成分などが配合されていて、頭皮と髪の毛のことを考えられて作られたシャンプーです。
色々なシャンプーを試してきましたが、本当に良いものは本当に頭皮にも良くて、頭皮の色が変わってくるのが分かります。
抜け毛などで悩んでいる方は育毛剤やスカルプエッセンスを使われる方もいらっしゃると思います。
私も抜け毛で悩んでいる時には使うこともあります。
育毛剤やスカルプエッセンスを使う前に、シャンプーを変えてみては?と私は提案することもあります。
それだけシャンプーは大事で、毎日使うものだからこそ良いものを知ってほしいと思います。
白髪染めをやめることは難しい、それでも髪の毛には気を付けたい、将来のことを考えて頭皮も良い状態にしておきたい。
いつまでもキレイでありたいと思うのは皆さん同じですよね。
そういった悩みのある方に是非試していただきたいとおっしゃっていました。
公式サイト>>HANAオーガニックリセットシャンプー&3WAYトリートメントパック