最近よく聞くようになりましたアルガンオイル。顔や体や髪の毛にも使えて万能として注目を集めています。
オリーブオイルやココナッツオイル、ホホバオイルなどに比べると浸透力が高く、シミやしわの予防になるほか、炎症を抑える働きもるため、手荒れや肌荒れにも良いと思います。
私にはアルガンオイルがすごく良かったんです!!
アルガンオイルとは
アルガンオイルは、モロッコの広葉常緑樹のアルガンノキの種子から摂取される植物性のオイルのことで、100キログラムの実から訳1リットルほどしか採取されない希少なものです。
モロッコのベルベル人たちは昔から、食用とし、治療薬とし、さらに美容液代わりに使用してきました。最近はその効能に評価され、化粧品が多く作られています。
アルガンオイルの成分
そんなアルガンオイルはなぜ評価されているのかというと、それは含有されている成分にあります。
・ビタミンE
ビタミンEには抗酸化作用があり、血中のコレステロールを下げ、活性酸素による動脈硬化や高血圧、生活習慣の予防にもなります。
ビタミンEが脂質に含まれていると、抗酸化作用があるため酸化しにくいのも特徴です。
その他、古くなった角質を取り除き、肌のターンオーバーを促します。アルガンオイルは、オリーブオイルの3倍ほどビタミンEが含まれています。
・オレイン酸
オレイン酸とは人間に皮脂に近い構成成分で、肌荒れや紫外線によるシミやしわ、そばかすの予防になります。
食用であれば、血中の悪玉コレステロールを減らし、血をサラサラにしてくれるので、動脈硬化や心疾患予防にもなります。
オリーブオイルやひまわり油に多く含まれますが、アルガンオイルにもまた、多く含まれています。
・リノール酸
リノール酸とは、不飽和脂肪酸で多価不飽和脂肪酸に分類されます。多価不飽和脂肪酸とは体の中では生成できない必須脂肪酸の一つです。
過剰摂取には気を付けた方がいいですが、体には不可欠なものです。
(リノール酸は摂取しすぎると、アトピーやアレルギーの原因になるとされていますが、肌のバリア機能を助ける働きがあります。口から摂るのはちょっと。と思っている方も肌に塗るのは安心してください。保湿や炎症抑制の効果が期待できます。)
オリーブオイルやココナッツオイルに比べると、アルガンオイルには多く含まれています。
・不鹸化成分(ふけんかせいぶん)
不鹸化成分とは、油脂の中に微量にしか含まれていません。
しかし、フラボノイド、ビタミンE、カロチノイド、フィトステロールなど、肌に有用な成分を含んでいます。そして、脂肪酸とペアになり、相乗効果を発揮します。
これは、天然のアルガンオイルのみにある成分で、自然治癒力を高めて紫外線などから肌を守ってくれます。
アルガンオイルの特徴
今あげた成分が肌に浸透しやすく、肌の水分や油分を整えてくれます。
そして、オイルなのにサラッと使えるので、寝る前だけでなく化粧前などにも使えます。
化粧水の前にアルガンオイルを少し塗っておくと、化粧水の浸透をより高めてくれるといううれしい効果もあります。
アルガンオイルは日焼け止めの効果もあるので、出かける前に塗っても大丈夫です。
浸透性が高いので、より早く手荒れを改善したい方にはもってこいのオイルです。サラッとしているので、日中でも使えるので良いアイテムではないでしょうか。
・浸透性が高い
・サラサラしている
・酸化しにくく油焼けしない
粗悪なものには気を付けて!!
こういった効果が得られるのは純粋に近いものに限ります。安く売るために混ぜ物をし販売する業者などもいるようです。
そういったものを使ってしまうと、効果を得られないことももちろん、逆に荒れてしまったりすることがあるので、しっかり見極め、粗悪なものに注意しましょう。
見極め方としては
・色は明るい黄金色で透明。色が薄かったり、濁っているものには気を付けましょう。
・匂いがすっぱいものは、酸化していたり劣化しているものです。
・サラッとしているのが特徴です。ベタつくものには注意しましょう。
・EUが定めている品質を保証する「IGP」があるものを選ぶ。「IGP」以外にも「ECOCERT」「NATURE&PROGRES」「COSMETIQUE BIO」「TARGANINE」のマークのあるものでも安心です。
これらを気を付けて、しっかり手荒れ改善に取り掛かりましょう。
不安な方は、安心できるお店や商品を選ぶといいですね。
IGPとは
EUが規定した「地理的表示」の一つで、「indication géographique protégée」の頭文字。「保護地理的表示」などと訳す。「地理的表示」は、ワイン、乳製品、農産物などの、産地の地理的環境や風土に由来するすぐれた特質を有する産品について、これを指し示すために用いる特定の地域や指定区域の呼称。これを表示するためには、生産にかかわる条件や製法等の要件を満たすことを要する。
コトバンクより引用
「IGP」認証アルガンオイル
詳細 アルガン デ モガドール エクストラバージン アルガンオイル 30ml(肌用ノンロースト)
実は中々ない「IGP」認証のアルガンオイル。
アルガン デ モガドールはECOCERT認証も取得しています。100%ピュアアルガンオイル使用です。食用もあります。
NATURE&PROGRESとは
NATURE & PROGRES(ナチュールエプログレ)はフランスで最も歴史と権威のある、会員数1,400名を越える最大のオーガニック組織です。
認定を得るには、原料についての検査だけではなく、 育てる土壌は5年間、農薬や化学肥料を一切使わないで栽培された農地で、 農薬や化学肥料を一切使わないで生産された植物に限ります。また、 パラベン、保存料、着色料などの合成料の混入は一切認めておりません。オーガニックライフより引用
「NATURE&PROGRES」認証アルガンオイル
詳細>>コディナのオーガニックアルガンオイル
NATURE&PROGRESは、世界で20数社しか取得していないとされています。
こちらも100%アルガンオイルで作られています。
ECOCERTとは
「エコサート」は1991年に設立。フランスのトゥールーズの近くに本部をおいています。「エコサート」の認証制度は、もともと農産物の認証から始まりましたが、加工食品やオーガニックコットン、そして最近になってコスメへと、その認証の分野を広げていっています。
「エコサート」の化粧品のオーガニック認証についての規定は次のようなものです。
「植物性成分の最小でも50%が認証された有機農法由来であること。より厳しい条件を満足しているものについては、たとえば『95%が有機原料製』というようなラベルもある」。また「遺伝子組み換え原料の使用は不可」という項目もオーガニック認証ならではのものであろう。日本オーガニックコスメ協会より引用
COSMETIQUE BIOとは
2002年に設立。使用原料の95%以上が、自然由来またはオーガニック栽培による原料でなければならない。ただし、現時点で自然な形では入手不可能な原料については、微量の合成物質の使用は認める。これらの原料は、PEGやシリコン、石油化学原料由来以外のものに限られており、COSMEBIOが提示する厳しい基準に合致していなければならない。
日本オーガニックコスメ協会より引用
ECOCERT認証・COSMETIQUE BIO認証アルガンオイル
詳細 メルヴィータ ビオオイル アルガンオイル50ml
リピーターも多いメルヴィータのアルガンオイル。
こちらも成分はアルガニアスピノサ核油(アルガンオイルのことです。)のみ。ECOCERT認証とCOSMETIQUE&BIO認証の両方を取得しています。
私は手荒れに使っていたのはこちらのオイルです。
TARGANINEとは
ベルベル人女性によるベルベル人女性の為のアルガンオイルの生産を目的とするタルガニン生産協同組合を設立しました。
タルガニン生産協同組合のアルガンオイルは、熟練された女性の手と、低温圧搾生産システムによって作られた、長期の保存に耐える、高品質なウルトラバージンアルガンオイルです。
また、タルガニン生産協同組合の活動は、単に良質のアルガンオイルを生産するだけでなく、ベルベル人女性の社会的地位向上を促し、さらにアルガンオイルによって得られた利益の一部は、女性達の職業・識字教育や、砂漠化を防止するアルガンツリー植林活動などに使われています。株式会社ニュートリション・アクトより引用
TARGANINEアルガンオイル
詳細 アルガボーテ エステティックオイル40ml
こちらは、アルガンオイルにレチノール(ビタミンA)と油溶性ビタミンC誘導体を配合して、さらに強化したものです。すべて100%天然由来のもので作られています。
アルガンオイルのお勧めの使い方
手に使うときも、肌に使うときも同じです。
・ハンドクリームを塗る前にアルガンオイルを塗る。顔に使う場合は、化粧水の前に塗る。
これだけです。
重いと感じる方は化粧水と混ぜて塗ってもOK。
手荒れが酷いときは、化粧水を使うのも効果的です。
そのときは、アルガンオイル→化粧水→ハンドクリーム(乳液などでもOK)
先ほども書きましたが、アルガンオイルを先に塗ることで、化粧水の浸透を高めてくれます。純度の低いものは効果が半減するので気を付けてください。
私は、手荒れの初期に、あれ?痒いな。と思った時に塗ります。早いときは、次の日には痒さは治ってます。手荒れ以外にも、虫刺されやちょっとした傷に塗ることがあります。これ、結構効きますよ。ぜひ試してみてください。
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