生理前や生理時は手荒れや肌荒れがひどくなる。生活習慣の改善方法

女性の方は生理の前になると、ニキビができたり、肌が荒れたり、乾燥が酷くなったりする方も多いと思います。

私もまさにそうで、肌が荒れてきて「あ、そろそろ生理かな?」と思うこともあります。

手荒れで悩んでる時も、生理前、生理中は手荒れがかゆくなり、酷くなることもしばしば。酷いときは排卵日あたりからむくみだして生理が終わるまで続きます。

生理が終わると症状がおさまるので、そんなに気にしないこともあるとは思いますが、できれば毎回、症状で悩みたくないですよね。

気にしてさわってしまったり、痒くて掻いてしまったりすると治りにくくなることもあるので注意したいところです。

生理前に手や肌が荒れるわけ

生理前にむくんだり生理痛がひどいなどの症状は、東洋医学では「水毒」の症状だとされています。

水毒とは、血液や体液などの体の中の水分が汚れていることです。

生理の時にドロッとしたレバー状の血のかたまりが出ることはありませんか?

東洋医学ではこれも血が汚れているからと言います。アイスクリームやチーズなどの乳製品、肉などの動物性食品のたんぱく質や油脂を摂りすぎるとなりやすいそう。

むくみや生理痛だけでなく、肩こりや腰痛、冷え、肌荒れや手に出ることもあります。

原因はいくつか考えられますが、生理前はホルモンのバランスが乱れやすいので余計な水分を溜め込んでしまいます。

生理前や生理中に手荒れや肌荒れがひどくなる場合、女性ホルモンのバランスを整えることも重要です。

女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」

女性は、月経、卵胞気、排卵、黄体期の周期を、25日~38日で繰り返しています。肌が荒れるのは、生理の始まる2日~10日ほど前からだと思います。

この時期は、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌し、ホルモンのバランスが崩れやすく、疲れていたりストレスが多いと、皮ふの抵抗力が落ち肌が荒れやすくなります。

また、免疫も下がるので、肌荒れだけではなくその人の弱いところに不調が出ることがあります。

皮ふが敏感になるので、アトピやアレルギーがーが悪化したり、手荒れが起こることもあります。胃腸にも影響して便秘になったり、吐き気を催すこともあります。

私もそうなんですが同じ症状毎月症状なわけではなく、良いときと悪いときがあります。

ひどいときは立ち上がれなくて吐いてしまうこともあります。そういう時は必ずと言ってよいほど手が痒くなったり、荒れたり、ニキビが出来たりします。

代表的な女性ホルモンとして知られるのが「エストロゲン」と「プロゲステロン」です。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とは

エストロゲンとは、女性が妊娠、出産するために子宮内膜を厚くして排卵の準備をするホルモンで、生理が終わった後から排卵期にかけて分泌する量が増え、生理の前になると分泌量が減ります。

エストロゲンは、皮ふのうるおいを保ち女性らしい体を作ります。

コラーゲンの生成を高めるなど、肌を正常に保つ働きもあり「美肌ホルモン」と呼ばれることもあります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)とは

プロゲステロンとは、受精卵が着床しやすいように子宮内を柔らかくして妊娠を助けるためのホルモンです。排卵から生理が始まるまでの期間で分泌量が増えます。

プロゲステロンは体温を上昇させ受精が着床しやすい環境を作ります。

その他にも、皮脂の分泌やメラニンの生産を促すので、この時期にはニキビやシミなどもできやすいのです。

この時期に、体の不調を起こし検査をしても原因が特定されないことがあります。体の不調がホルモンのバランスを崩しているものかもしれません。

出典:nikkei WOMAN Online

女性ホルモンと年齢

生理は、10代の頃から始めり50代くらいで終わりを迎えます。

女性ホルモンも年代によって分泌量が変化し減少していきますが、場合によっては年齢に関係なく体や精神的にも不調をきたし、肌に影響してしまいます。

10代~20代

本来は生理不順とは無縁な年代ですが、女性ホルモンはストレスの影響を受けやすく、勉強や人間関係のストレス、過労や無理なダイエットによる栄養不足などで体に負担がかかると、卵巣の機能が低下してしまいます。

卵巣の機能が低下すると、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れ、生理が不規則になったり来なかったりといった症状を引き起こします。

肌の代謝も悪くなり、肌荒れや乾燥やニキビなどの肌トラブルの原因になってしまいます。

30代~40代前半

加齢の始まる年代です。過労やストレスで更年期の症状が早まる「プレ更年期」の時期。徐々に生理時の経血量が減り、女性ホルモンの分泌も減り始めます。

エストロゲンは40台になると急激に低下し、生理の周期が不規則になり始める時期です。

エエストロゲンが減少するとコラーゲンも減少し、肌荒れだけではなく、肌は弾力がなくなり、たるみやしわができます。

40代後半~50代

「更年期」と呼ばれる時期で、卵巣機能が低下し女性ホルモンが分泌されなくなる時期です。全身に不調を起こしやすくなり、更年期障害も起こしやすくなります。

また、女性ホルモンとは関係なく、皮ふのたんぱく質や天然保湿因子、細胞間脂質も減り、乾燥肌や肌のトラブルが起こりやすくなります。

ホルモンの乱れが自律神経にも影響

エストロゲンプロゲステロンを分泌すると言った月経サイクルは、自律神経をコントロールしている視床下部が信号を送っています。

脳の視床下部から信号が出ると、そのすぐ下にある脳下垂体という場所から性腺刺激ホルモン(黄体刺激ホルモンと卵胞刺激ホルモン)が分泌します

性腺刺激ホルモンは卵巣に働きかけ、卵巣からエストロゲンとプロゲステロンが分泌。時期によってそれぞれの分泌量が変わります。

ストレスや疲れなどによって卵巣機能が低下しホルモンの分泌やバランスが乱れると、ホルモンの分泌をつかさどっている脳下垂体から、そのすぐ上にある自律神経をコントロールしている視床下部に影響して、自律神経が乱れやすくなります

出典:unicharm ソフィ

自律神経はホルモンの分泌に非常に影響を受けやすく、イライラしたり落ち込みやすくなるのは自律神経のバランスも乱れているからといった原因の一つです。月経前症候群(PMS)自律神経失調症を同時に引き起こしているケースもあるようです。

また、その逆もあり、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れるとホルモンの分泌にも偏りが出てしまいます。

緊張などで優位に立つ交感神経は、子宮が収縮する働きがあります。リラックスするなどで優位に立つ副交感神経は、子宮が弛緩する働きがあります

普段からストレスや疲れで自律神経が乱れ交感神経が優位に立つことが多いと、子宮の働きも乱れてしまいます。

また、腸の働きも悪くなるため便秘や下痢になることもあります。

どうしたらよくなる?

どんなものにも個人差はあって、もちろん生理前に手荒れや肌れがひどくなる場合もそうです。水毒の症状もいくつかあり、自分の症状がどのようなものなのかでアプローチの仕方も変わってきます。

PMS(月経前症候群)の症状は女性の8割に見られると言います。

・痛い、重い
・頭痛、腰痛
・むくみ、のぼせ
・胸の張り、下腹部の張り
・イライラする、落ち込む

ある程度は仕方がないは思いますが、生活に支障が出てしまうことがあります。しかも同時に手や顔が荒れたると余計に滅入ってしまいますよね。

私は生理痛がひどく立ち上がれないほどで、仕事を休むこともよくありました。しかも周期にバラつきがあって、その時期に休みを重ねるのが難しかったんです。

仕事に穴をあけることで「あ~迷惑かけてるなぁ」と思うのもストレスでした。「あいつまた休んでるよ」と思われてるんじゃないかと、周りの目も気になってしまってました。

ストレスが余計に手荒れや肌荒れを起こしやすくしていたのは確かです。

大切なのは生活習慣の改善です。すぐにとはいきませんが生活習慣の改善をすることで楽になっていきます。

生活習慣の改善

生理中だけではなく、生理前から対策をしておくと生理中も楽になるので、改めてみましょう。

鉄分

生理中に顔が青く、ふらついたりめまいがしたり場合は鉄分が不足して貧血状態になっています。普段から貧血気味の方は余計に鉄分が不足してしまうので、肌が荒れることがあります。

鉄分不足の貧血症も、体内に水分を溜め込みやすいとされます。

腎臓から排出されるナトリウムの量が減り、重度になると心臓は吸収する酵素の量を増やそうと激しく働きます。そのため心臓が疲れ血液を送り出すポンプの役割が弱くなります。

ポンプの役割が弱くなると、腎臓の体液圧が下がり体内に水分が溜まります。

【葉酸、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、銅、亜鉛、たんぱく質】

これらの栄養素が不足すると健康な赤血球が形成できなくなるため貧血になります。

この中でもビタミンB6は非常に重要で、ビタミンB6が不足すると毛細血管の壁が弱くなり体内水分が増えます。ナトリウムの排出にも影響することがあります。

また、鉄は体に酸素を運んだり、コラーゲンの材料になります。鉄分不足になると肌が乾燥して痒みが出ます。

肌以外にも、髪の毛が抜けやすくなったり爪が変形することもあります。二枚爪になるのも鉄分不足の症状です。

貧血の症状が出たときに鉄分を摂るのも大切ですが、貧血に状態になる前から備えておくと、貧血や肌荒れの対策になります

「貧血なんて関係ない」という方も、生理中は血がなくなるので実は隠れ貧血だったということがあるので要注意です。

生理前になると血液が子宮に集まり、本来の循環が弱くなるため貧血になってしまいます。

生理前や生理中の貧血は生理が終われば改善されますが、普段から貧血気味の方は余計鉄分が不足してしまうので生理痛がひどくなったり肌が荒れることがあります。

貧血の予防は、血液の材料となる食べ物をとること。食事で足りない場合はサプリメントでも問題ありません。

気をつけたいのは、鉄分だけを摂ると吐き気や胃痛などを引き起こすことがあります。

鉄分にはヘム鉄非ヘム鉄がありますが、ヘム鉄の方が吐き気などの副作用は出にくいと言われています。

鉄分は、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。ビタミンB6,ビタミンB12などのビタミン群が不足していると鉄分の吸収が妨げられ貧血になりやすいので、鉄分を摂るのであればビタミンも一緒に摂れるものがおすすめです。

ビタミン・ミネラル

毛細血管が弱くなり、体液が漏れやすくなる原因としてもビタミンやミネラルの不足が挙げられます。

疲労やストレスが続いていたり冷え性や慢性のむくみなどがある場合、血流が悪くなりビタミンやミネラルが不足しがちになります。

生理前によくあるのが、いつもよりも食欲が増すこと。

やたら喉が渇いたり、なぜか味の濃いものや甘いものが欲しくなったりしませんか?

これも女性ホルモンによるもので、プロゲステロンは水分や塩分、脂肪などを蓄えようとするからです。

お菓子や油ものは、分解するのにビタミンを大量に使います。そのためビタミンやミネラルが不足してしまいます

さらに、塩分の過多も毛細血管を弱くしてしまいます。

食べ過ぎにより胃腸の不調や腸内環境が悪くなります。さらにビタミンやミネラルの吸収を妨げてしまうという悪循環。

精製されたもの(白いご飯やパン)や加工食品、お菓子類などにはビタミンやミネラルがほとんど含まれていないので、生理前や生理中は玄米や全粒粉を使用しているものがおすすめです。

また、細胞や腸内環境は夜に作られます。夕食は魚や大豆などのたんぱく質、油も良質なものを。

肉類や乳製品に含まれる飽和脂肪酸を摂りすぎると、コレステロールや中性脂肪が増えすぎてしまいます。

動物性の油よりもオメガ3系の油(DHA,EPA、亜麻仁油、えごま油など)は、ビタミンEも豊富で、中性脂肪値を下げ、血液をサラサラにしてくれるので、肌荒れや、アレルギーにも効果的です。

ビタミン不足は自律神経にも影響しイライラにもつながります。

精神面に大きく影響しているセロトニンという神経伝達物質が不足し、イライラしたりするようです。

ビタミンの中でも「ビタミンB6」が不足すると、セロトニンの分泌が悪くなってしまいます。

腸内環境

便秘は体内汚染の原因の一つです。手荒れや肌荒れにも腸内環境を整えるのは大切です。

便秘になると腸内に毒素が溜まり悪玉菌が増えます。

この悪玉菌がガスを発生させ、そのガスが血液に乗って体中を巡り最終的には肌から出ようとします。これがニキビや吹き出物です。

毒素を排出する場所は顔だけではなく自分の弱いところからも出ます。手が弱いと手が荒れることもあります。

生理前だけではなくいつも便秘気味な場合も、腸内環境が整うと生理痛も緩和することがあります

先ほども触れましたが、腸が汚れているとビタミンなどの栄養の吸収が悪くなります。ビタミンが不足すると鉄分もまた不足します。

生理前は自律神経が乱れやすいと言いましたが、腸内環境の悪化も自律神経を乱します。

神経伝達物質であるセロトニンは95%ほど腸内で作られています。セロトニンは自律神経のバランスを保っています。

腸内環境が悪化するとセロトニンの分泌量が減り、自律神経のバランスが悪くなります。

セロトニンは精神のバランスも保っていて、不足するとキレやすくなったり、暴力的になったり、うつ病の原因にもなると言われています。

温める

普段から血流を良くすることも大切です。

生理中のお腹や腰の痛みは、骨盤内の血流が悪くなることが原因でもあります。

また、普段から血流が良くないと、冷えやむくみなどで肌に負担がかかってしまいます。

鉄分が少ないと血液量も少なくなり冷えにつながります。貧血で悩んでる方は冷えもあるのではないでしょうか。

生理中は、締め付けのきつい洋服やや下着をさけたり、半身浴やカイロなどで、お腹や仙骨を温めると楽になります。

また、ミネラル不足は体を冷やすのでミネラルが豊富な温かい食べ物や飲み物などを摂ることをお勧めします。

食事も大切ですが、筋肉不足も体温を下げてしまいます。

運動をしている女性は生理痛が軽いと聞きます。私もまさにそうで、スポーツをしていた学生の頃に比べると、働き出してからの方が生理痛がひどいです。

激しい運動ではなくても、ウォーキングやストレッチなどでも良いので、普段から心がけましょう。

サプリメントを試すなら無添加

生理痛や肌荒れなどに色々なサプリメントがあると思いますが、お勧めは無添加のもの。

やはり体に負担をかけたくないというのと、体をサポートするためにサプリメントを摂るのに添加物はできるだけ入っていない方が良いと思います。

女性ホルモンを整えたい方におすすめなのは「ルナベリー」


ヨーロッパでは昔から婦人科の治療に使われているハーブ「チェストベリー」は、月経前症候群(PMS)の改善にも有効と注目されています。

そのチェストベリーをはじめ、イライラや憂うつを軽減し和らげる「月見草オイルオメガ3系の「亜麻仁油などの9種のハーブ、ビタミンB1・B2・B6・B12・カルシウム・マグネシウム・イソフラボンまでプラスした栄養機能食品です。

チェストベリーに含まれるフラボノイドやイソフラボンや亜麻仁油などの必須脂肪酸は非常に優秀で、適切な水分バランスも行ってくれます。

また、フラボノイドは抗酸化作用の他に、あざ、静脈瘤、歯茎の出血や鼻字を防ぐ作用や、月経時の出血が多いときなどにも効果があるとされています。

国内のGPM認定工場で生産されていて、原料から出荷に至るまで厳しい品質管理のもと試験を行って製造されているので安心です。

公式サイトPMSサプリ ルナベリー

貧血の方におすすめなのは「美めぐり習慣」

小学生の頃から貧血に悩んだと言う担当者が、自信をもって進められるとメーカーさんから伺いました。

女性の声から生まれた鉄分を豊富に含む国産のレバーエキスが配合され、鉄分(ヘム鉄、非ヘム鉄)もビタミン温め効果もあるたサプリメント。

アセロラ、モロヘイヤ、藻であるスピルリナなどが配合されているため、これひとつで、葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6・ビタミンC 1日分が摂取できます。

品質と安全にこだわり、葉酸の量が豊富な有機JAS認定のモロヘイヤ。生姜もオーガニックです。

添加物が配合されているサプリメントは、肝臓に負担がかかってしまいますが「美めぐり習慣」は添加物が配合されていないのでお勧めです。

鉄分の配合量はもちろん、一緒に入っている保護成分も安全面においても人気の高いもの。

無添加でヘム鉄が入っているサプリは他にほとんどありません。

公式サイト鉄分サプリの新定番!美めぐり習慣

腸内環境が悪い方におすすめは「乳酸菌革命」

腸内環境が悪いくて万年便秘だという方は改善するのは結構大変です。

私は小学生の頃から便秘気味で、ひどい時には2週間でないこともありました。

便秘が改善すると手荒れや肌荒れも良くなりましたし、爪や髪も丈夫になりました。さらに、生理も順調に来るようになりました。

便秘が改善されるだけでこんなに体の調子って良くなるんだ!?と実感してます。

「乳酸菌革命」は、乳酸菌サプリメントの中でも上位ランキングに入っている乳酸菌。とにかく便秘を改善したい方におすすめ。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の種類は1~2種類ですが、ビフィズス菌・ラブレ菌・ガセリ菌など主役級の乳酸菌が16種類も入っています。

添加物不使用なので、お子様も妊婦さんも安心して飲めるのがうれしい乳酸菌です。

公式サイト【乳酸菌革命】

まとめ

生理前や生理中は痛みだけであれば鎮痛剤を飲めば何とか抑えられますが、それに加え肌荒れや手荒れもひどくなると外に出るのもイヤになってしまいますよね。

鎮痛剤も種類によっては水分を溜め込んでしまうことがあるので、あまり飲み過ぎないように気を付けましょう。

生活習慣が乱れていたり冷えが進んでいる場合、生活習慣の改善で肌も回復していき生理痛も軽くなります。

生理前だけではなく普段から対策すると良くなります。ぜひ参考にしてみてください。

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