一時期炭酸パックって流行ったことがありましたが、私の中のイメージで「炭酸」は敏感肌や肌荒れには刺激が強いと思ってました。
実際、ピリピリして肌が赤くなり「刺激強いのかもな」と思う事もあったからです。
今回、たまたま「ドクターメディオン」さんに炭酸のことについてお話を伺う機会がありました。
お話を聞いたところ、実はこのピリピリや肌が赤くなることは通常で、敏感肌や肌荒れにも良い反応だそうです。
アトピー肌の方は病院の先生に確認した方が良いという事ですが、使えるとおっしゃっていました。
ドクターメディオンからは炭酸パックと化粧品が試せるセットがあり、実際に試してみました。
敏感肌や肌荒れ以外にも、男女問わず、ニキビやニキビ跡で悩んでいる方にもおすすめなんだそうです。
ドクターメディオンの開発
ドクターメディオンは化粧品などを主に取り扱っていますが、もともと皮膚科医の日置正人先生が患者さんの床ずれを良くしようと考えて、床ずれの治療薬として開発してできたのが炭酸パックなんだそうです。
私は、床ずれができた肌の状態がどのようになるかを見たことがありませんが、赤みが出てきてジュクジュクしてくるんだそう。
色々試した結果炭酸で治りが良くなることがあり、右だけ塗って左との差を見て確信されたそうです。最初は院内処方で使っていらっしゃったんだとか。
炭酸を使うときは、バケツなどに入れて浸けていたそうなんですが、これだと立ち上がらなくてはいけなく寝たきりの方には使えない。「高濃度の炭酸を効率よく取り入れられないか」と考え、医療の現場で偶然開発されたのが炭酸パック。
医療薬として新しい薬を扱うためにはものすごく長い年月がかかるため、「せっかく良いものができたのに、これでは少数の患者さんしか手にすることができない」と思い、化粧品の登録をしたそうです。
これが20年以上も前の話になるそうです。炭酸が流行り出したのはここ数年だと認識していますが、こんなに前からあるのは知りませんでした。
皮膚学と先端の科学技術をベースに、医学理論を応用し確かなサイエンスに基づいて作られているスキンケア製品という事です。
炭酸パック スパオキシジェルの特徴
この「炭酸パック スパオキシジェル」は、世界で初めて炭酸をパックジェルにしたもので、ジェルの中に炭酸を封じ込めた物質特許を取っています。
炭酸パック スパオキシジェルは、なんといっても即効性があるという事。
ドクターメディオンさんではケアスタジオと言うサロンを展開していますが、スパオキシジェルはそのサロンで使っていたもの。
自宅でもエステに行ったようなケアが簡単にできると評価頂なんだそうです。
炭酸の肌への作用
ヘッドスパなので炭酸を使うことがありますが、お風呂でも炭酸を使うことがありますよね。
ヨーロッパでは炭酸泉は医療に活用されているようです。
炭酸がどのように肌に作用するのかもお伺いしました。
1、血管拡張作用
炭酸ガスには血管を広げる作用があります。
炭酸ガスが血管に入ると、体はそれを老廃物だと思い追いだそうと血流が早くなります。血流が早くなることで新陳代謝が正常化していきます。
また、血管内の酸素を細胞に追い込み、細胞の活性化にもつながるそうです。
2、酸素供給作用
炭酸ガスがヘモグロビンと結びつき、血管内の酸素が皮膚組織へと入り込み皮ふの細胞や末梢組織などに酸素が供給されます。
酸素を取り入れた細胞は新代謝が活発になる。と言う仕組みです。
酸素が供給されることにより、乱れたターンオーバーを正常化し、自然治癒力が上がり肌がきれいになる。というわけです。
この話を聞いて「酸素バーッて意味あるのかな?」と思ってましたが、良いのかもと思うようになりました。
3、DDS作用
炭酸ガスには経皮吸収システムの効果があると考えられています。実際に研究報告も出ていて科学的に立証されています。
DDSとはドラッグデリバリーシステムの略で、体内で必要な量の薬物を必要な時間作用させる働きのことです。
薬物と言うと怪しく聞こえますが、一般的に薬のこと。ここでは炭酸がその作用をするという事です。
スパオキシジェルは、炭酸の浸透と合わせて肌の角質の奥まで届くように美容にも良いものが配合されています。
・加水分解ヒアルロン酸
・ローヤルゼリーエキス
・紫根エキス
・ヨクイニンエキス
・ノバラ油
・オタネニンジンエキス(漢方)
・アルコビン酸(ビタミンC)
ドクターメディオン炭酸パック入りトライアル
トライアルセットには炭酸パック スパオキシジェルが1回分と、アプレシオンシリーズの化粧品が入っています。
・炭酸パック スパオキシジェル
・アプレレシオンローション(化粧水)
・アプレシオンエッセンス(美容液)
・アプレシオンクリーム
・クラスティブウォーター(ナノ水美容液)
炭酸パック スパオキシジェルの使い方
炭酸パックは1つしか入っていないのですが、即効性があるので肌に塗ってみて合うか合わないかを判断するには十分だと思います。
使う前にお化粧は落としておきましょう。
1、ジェルと顆粒を容器に入れます。
ジェルと顆粒が別々で入っています。
オレンジの大きい方がジェルです。白い小さい方が顆粒です。
まずはジェルを容器に移し、ジェルの中に高濃度の炭酸ガスが入っている顆粒を封入します。
ジェルの方に植物エキスが入っているようで、ジェルを出すと香りが広がります。
顆粒の方も香りはしますが、ジェルに比べると少ない感じがします。
容器はお家にある小さい食器で良いと思います。
醤油差しくらいだと小さいと思いますが、小鉢くらいの大きさがあれば良いでしょうか。お茶碗でも良いかもしれません。
私は救いやすいコップで試しました。
2、混ぜ合わせる
混ぜるように木の棒が入っています。
ジェルの中に顆粒をいれたら、しっかり混ぜ合わせます。
混ぜ合わせていると炭酸が発生しているのがわかります。
泡が出てきて、白く濁ってきます。
3、ジェルをのせる
混ぜ合わせたら、顔に厚めに塗ります。
パッと見た感じは少なく感じますが、塗ってみると結構量があります。
なので、シミやしわが気になる部分はさらに厚塗りします。
5分くらいすると、反応として赤みが出てきますが問題ないそうです。
これは血行が良くなっている証拠なんだそう。
お話を伺った時に手に塗らせていただきました。
手に塗ったときはピリピリして赤みが出たんですが、家で顔に使った時は問題なく使えました。
皮ふの状態によるのかもしれません。
4、20~30分放置します
顔のパックのように時間を置きます。
時間がない方や時短をしたい方は、お風呂で使ってもOKです。
「どのくらい置いても大丈夫ですか?」と質問したところ、30分~40分は問題ないそうです。
それ以上置くと乾いてしまうので、取るのに負担がかかってしまうそうです。
5、水、またはぬるま湯で流します。
流す前に、入っている木の棒で良いのでジェルをぬぐってみてください。
ジェルが少し黄ばんでいるというか、茶色くなっているというか、くすんでいます。
これは、毛穴に詰まった汚れや角質なんだそうです。
「本当に~?」とちょっと疑いましたが、流してみたらワントーン明るくなって、毛穴の汚れも薄くなっていました。
「どんだけ溜まってんだよ!!」と、炭酸の力を実感しました。
【注意点】
・封を開けたら使い切る
・小分けにしない
・頭皮には使わない
封を開けると酸化が進むので、小分けにせず一気に使ってくださいとのこと。
また、スパなどで炭酸水があるように頭に使う方がたまにいるそうなんですが、頭に使うと髪の毛が抜ける心配があるので避けるようにとのことです。
肌に合う場合
もし「続けて使ってみたいな」と言う場合には、集中ケアとして使うのが良いようです。
・1週間~10日間の集中ケア
・その後は週に2~3回
肌のターンオーバーを正常化して自然治癒力を高めるのに約10日間連続で使います。その後、保つために週に2~3回程度続けて使います。
≪気になる肌タイプ≫
・ニキビ・ニキビ跡
・部分痩せ
・小鼻のざらつき
・毛穴の収縮・黒ずみ
・しわ
・くすみ
・シミ・色素沈着
・たるみ
≪おすすめ肌タイプ≫
・普通肌
・混合肌
・敏感肌
・乾燥肌
・脂性肌
・老化肌
アプレシオンシリーズ
お試しとして入っているのが、従来のビタミンC誘導体の約100倍の浸透力を誇るAPPSという高機能なビタミンC誘導体を使用している「アプレシオンシリーズ」の化粧品です。
「APPS」は、水溶性と親油性の2つの性質をあわせ持つことにより、従来の水溶性ビタミンC誘導体に比べ約100倍の浸透力があるというもの。
安定化させたASSPが肌の角質にしっかり浸透していきます。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助ける栄養素としても積極的に摂取したいところですが、実は、肌に塗ってもコラーゲンの生成を助ける働きをいます。
・引き締め効果
・肌にハリを与える
・きめを整える
・凸凹肌対策
・毛穴対策
※鉱物油不使用・無香料・無着色
アプレレシオンローション(化粧水)
内容量:15ml
化粧水には、肌のバリア機能を整え保つ働きがある植物エキスが配合されています。
アイエキス:タデ科の藍の葉及び茎破砕物から抽出した天然植物エキス。お肌を健やかに保ち、肌のバリア機能を整える働きがあります
プルーン分解物:プルーンの果肉を分解して得られる天然成分。肌の色を美しく保つ働きがあり、キメを整え潤いを保ちます
キハダ樹皮エキス:キハダ(黄柏・おうばく)または同属植物の樹皮から抽出したエキス。肌の引き締めやバリア機能を整える働きがあります
ブドウ葉エキス:ブドウ葉エキスブドウ科の植物アカブドウから抽出されるエキス。肌に潤いを与え、キメを整える効果があります
水、ペンチレングリコール、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、、プルーン分解物、アイ葉/茎エキス、キハダ樹皮エキス、アルニカ花エキス、セイヨウトチノキ葉エキス、セイヨウキズタエキス、ハマメリス葉エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フェノキシエタノール、グリセリン、ジフェニルジメチコン、トリエチルヘキサノイン、メチルパラベン、クエン酸Na、PEG-20ソルビタンココエート、オレンジ油、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、BG
アプレレシオンローションは吸収力抜群
炭酸パックをやった後だからなのか、吸収力が良い化粧水なのは分かります。
うっすらブドウのような香りがしますが、プルーンなんだろうか。
炭酸パックをしていない日にも使いましたが、スッとしみ込むように浸透する感じはかなりあります。
アプレシオンエッセンス(美容液)
内容量:5ml
美容液は顔全体よ言うよりも、肌トラブルなどの気になる箇所を中心になじませていきます。
また、炭酸パックの前にこの美容液を塗ると、効果が上がりやすいそうです。
アイエキス、プルーン分解物、キハダ樹皮エキスのほか、ヒアルロン酸よりも保湿力があると言われているシロキクラゲが配合されています。
シロキクラゲ:多糖体楊貴妃も食したと言われる希少なキノコであるシロキクラゲより抽出した天然多糖体で、ヒアルロン酸をしのぐ保湿力があります
水、BG、1,2-ヘキサンジオール、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、アイ葉/茎エキス、プルーン分解物、クエン酸Na、シロキクラゲ多糖体、ヒドロキシエチルセルロース、オウバクエキス、グリセリン、ジフェニルジメチコン、メチルパラベン、トリエチルヘキサノイン
アプレシオンエッセンスはなじみやすくて伸びが良い美容液
わりとサラっとした美容液です。トロっととサラっととの間くらいのテクスチャー。
香りはあまり感じません。薄~く化粧水と同じような香りがします。
例えば、ほうれい線や目の下のしわや頬の荒れなどに重点的に使うと良いと思いますが、伸びが良いので少量でもまかなえます。
こちらも吸収力は良いです。スッとなじみます。
アプレシオンクリーム
内容量:4g
適量(2~4プッシュ)を お顔全体に均一に伸ばしてお使いください。
アイエキス、プルーン分解物のほか、天然ビタミンEやノバラ油が配合されています。
天然ビタミンE:”若さのビタミン”と言われるビタミンEは肌トラブルの原因となる紫外線や気温などの外的要因から肌を守ります。
ノバラ油:バラ科植物ノバラの果実から得られる精油。 淡いバラの香りに加え、肌のきめを整え、乾燥から守ります。
水、BG、スクワラン、エチルヘキサン酸セチル、ベヘニルアルコール、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG-40、ステアリン酸、シア脂、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、アイ葉/茎エキス、プルーン分解物、ノバラ油、ステアリン酸グリセリル(SE)、ステアリン酸PEG-10、ホホバ種子油、グリコシルトレハロース、ステアリン酸バチル、塩化Na、加水分解水添デンプン、クエン酸Na、パルミチン酸セチル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジメチコン、ポリソルベート60、カニナバラ果実エキス、オウバクエキス、トコフェロール、キサンタンガム、メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、アーモンド油、コーン油
アプレシオンクリームは濃いのにサラッとしたクリーム
重い感じはありませんが、濃い感じがあります。
濃いからベタっとするのかな。と思いましたが、伸びも良くなじみの良いクリームです。
サラッとするのに保湿されている感じはあります。
粘着質があるものが好きな方には物足りないかもしれませんが、私はベタベタした感じがあまり好きではないので嬉しいテクスチャーのクリームです。
クラスティブウォーター(ナノ水美容液)
内容量:5ml
クラスティブウォーターは、ビタミンCがしみる方や、乾燥肌、敏感肌、アトピー肌などの方に使えるようしたもの。
ビタミンC誘導体でしみる方はかなり肌が敏感になっていると思いますが、そういった方にもトライアルに入っていて試せるのは良心的ですよね。
そのほか、男性の髭剃り後にもおすすめだそうです。
使い方は、洗顔⇒クラスティブウォーター⇒クリームの順番です。
保湿のことを考えると、クリームはつけた方が良いそうです。
グリコシルトレハロース:とうもろこしデンプン由来の糖質で天然の保湿成分。乾燥した環境における保水性や肌荒れ防止効果に優れています。
ポリグルタミン酸:納豆のネバネバ成分から抽出され、高い保湿力が注目されている成分。肌のバリア機能をカバーする働きもあります。
ヒアルロン酸:人間が本来より持つ天然の保湿成分。優れた保水力で、肌表面にしっとりと滑らかな感触をもたらします。
シコン(紫根)エキス:ムラサキ草の根から抽出され古くから活用されてきた万能エキス。キメを整え、肌荒れを防止します。
クラスティブウォーターはトロっとした美容液
トロっとしているのに浸透力が良いんです。
浸透力が良いわけは、ナノ水を使用しているからなんだそう。
ナノ水は保湿力も高く、最先端技術で最小単位までに細かく分子化されることによって肌の角質層にスムーズに染み渡り潤いを与える。というもの。
ビタミンC誘導体の方が浸透性は良いのかもしれませんが、敏感肌や肌が荒れている方には良い処方ですよね。
まとめ
ドクターメデディオンは何が良いかと言うと、どんな肌にも使えるというのが魅力的です。
実際に炭酸パックを使って2年間かけて肌を改善した方の写真を見せていただきましたが、別人のような肌でした。
もう、疑うほど。
敏感肌・乾燥肌の方にもおすすめだそうで、肌の悩みがある方は試されても良いかもしれませんね。
コメント
初めまして。
炭酸パックいいですよね。
これは、どんなお肌にも対応できるようなので、安心ですね。
詳しく説明されていてよく分かります。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
美容院で炭酸のお湯で流してもらったことはあったんですが、顔に使ったのは初めてでした。
良いですね。炭酸パック。1回でもザラザラしていたのがなくなって即効性が分かるので感動してしまいました。
エステに行くより簡単で良いかもです。くせになりそうです。